新年一発目の映画はコレでした。
12年間の家族の軌跡を、同じ役者が演じたことで話題でしたね~。
一部、軽く内容に触れています
話題になるだけあり、
小さい主人公が少しずつ大きくなっていくのは新鮮!
普通だといきなり子供が青年になったりするので。
時系列に並んだ細かいエピソードが入ります。その連続性に時間の流れを感じました。それだけに?尺も長い!…のを、あまり覚悟していなかったため、中盤、うとうとしてしまった私でした…
内容は、ありふれた、少しだけ(このあたりの感覚は人によるでしょう)ゴタゴタしている家族の辿ってきた12年。
起承転結とかはないです。多分。
ただどこかで、登場人物誰かには、共感できそうな映画です。逆もまたしかり。
私は主人公の実の父親が人間くさくてお気に入り。大人の評価は様々、けれど子供は大好きになるようなタイプ。新しい家族ができても、一貫して主人公の父であり続けるのが素敵でした。
母親は、気持ちはわかるんだけど、大人の立場でそうするしかなかったかもしれないんだけど、でもでも…。と、親の不器用さやおバカなところに笑えるような年齢ではない子供のほうの目線で見てもいたので、もやもやしてしまいました。
ときには頼りになる母親や父親。けれども親らしさより人間らしさが前面に出ているのは印象深かった。
ラスト近く、この父と母の会話が妙に残っています。幸せになれたかもしれないふたりの、すれ違いや、タイミング…振り返るとそわそわするような、悔しいような!時間の流れは不思議です。
本当に母があの時我慢していれば幸せになれたのかも、あやしいもんですが。このパターンの12年あってこその、いまのふたりですからね…。
主人公の姉もいい味出してました!
時事ネタも織り交ぜながらの12年、どう企画して、どう進めて、どう着地させたのか…制作のドキュメンタリーが見たくなってしまいました笑
この映画を撮ろう!このキャストでいこう!と決めた監督…、よくわからないながらも、すごいな~と思いました