Les Chocolats Fraises -7ページ目

Darling



No I won't be afraid
Just as long as you stand, stand by me

Whenever you're in trouble won't you stand by me

Stand By Me/ John Lennon



Soulman



先日、私の大好きなBen L'Oncle Soulが出演というミュージックフェスに参加した。
その時期というのは、ただただ日が終わることを願うだけの日々だった。
朝起きて、何も考えずに支度をし、
フランス語を叩き込み、ジムに通い、極力考える時間を作らないように日々を過ごしていた。
そんな日々の中で、前日から活力が沸いてくるのを少しずつ感じていた。

彼はパフォーマンスの天才だった。
彼を知らない観客ですらも、彼に魅了されていた。
ふと周りを見渡すとオープンエアの会場が一体となっていた。
soul musicではオーソドックスな選曲のはずが、
彼に歌わせると、懐かしさと新鮮さの2つの面を見せてくれた。
古いものだって好きならいつまでたっても新鮮なんだ。
見ている私が、彼の笑顔につられてしまうほど、
彼の表情には絶えず笑顔があった。
Les Chocolats Fraises


すると、だ。
突然、憑き物が落ちたような感覚に陥った。
今までいたあの寂しい薄暗いところから、すぽっと抜けたのだ。
彼の全身から出るバイタリティー、
人生はいつだって楽しもうと思えばいくらだって楽しめる、
そんなポジティブ、底抜けのない彼のパフォーマンスに引っ張り上げられたのである。
突然のことに呆然とし口を開けぼけっと立っていた。
アホ面かまして恥ずかしい、なんて言ってる場合ではなかった。
その場所はキラキラと楽しさに満ちあふれていたのだ。私は完全に魅了されてしまった。

心も体も軽かった。
キラキラとした、その空間は、優しくて思わず涙が出そうになるのだが、
楽しさがその涙を止めるのだ。それはすごく気持ちいい空間だった。
「苦しいこともいつかは力になる」、聞き慣れたキレイゴトがすぅーっと浸透していくのを感じた。
生きることは苦しく辛い。生きている意味が正しいかもわからない。
けれど、苦しいからこそ、辛いからこそ、明日をよりよく、楽しくすべきなんだ。
過去は過ぎたことなのだ。いくら願えども過去はもう変えられないのである。
存在しないものをいくら願えども、そもそも存在していないのだ。
だからこそ変えられる明日に目を向けるべきなのだ。
今現在、何をするかが明日を決めるのだ。
存在しうる夢の中で自分が努力しない限りはそれは実現しないのだ。
妄想と理想は似て非なるものだ。

彼の作品の中にSoulmanという曲がある。

彼はまさしく、そのSoulmanだった。
有名人のような才能もない、スーパーマンでもない、
Soulmanなのだ。

Les Chocolats Fraises

soulを感じさせる存在になりたい。
生きる力を与えられる存在になりたい。
生きるということを全身で表現できる人になりたい、
そう強く心から想った日だった。

The magic spell you cast



La vie en rose/ Edith Piaf


原曲はもちろんだが、
Louis Armstrongの意訳もなかなかぐっとくるところ。
全体的にすごくくどいメロディー、歌詞とそれに加え彼の声だが、
さらっと名残惜しいほどにおわるのも、ぐっとくる。
何事もそれぐらいの方がいいのかも。


The magic spell you cast
This is la vie en rose

Everyday words seem...to turn into love songs

La vie en rose/Louis Armstrong


つたない言葉



どうにかここまで 君と歩いてきたね
「それは違う」とか「そうじゃない」とかさんざん言い合ったりして

僕たちはまだお互いを
信じることもままならないさ
でもここまで感じてきたぬくもり

ふたりの願いは一つ
このまま歩き続けたいだけ

tiny pride/クラムボン



すぽりと



すぽりと抜けた。
あっさりと、いとも簡単に。

やっぱり答えはシンプルなものだった。
いつだってそう。

悩んで悩んでたどり着く先はいつだって
シンプル。


回り道したって
遠回りしたって
立ち止まったって
目指す先は変わらない。
もはや突き進むことしか選択肢はない。


そんなら行けるとこまで行くしかないでしょ。
シンプルなこと。