土日の門限は17時だった。
1分でも遅れると、玄関の鍵もしまって、
家の雨戸も全部しまって
家に入れない。
言い訳も聞いてくれない。
だから、私達は、庭の2階に続くベランダから
のぼって家に入る。そして、隠れる。
そしたら、心配した母がどこかに私達を探しに行く。
なぜ遅れたのか聞いてくれたらよかったのに。
なぜ、私達を締め出すの?
そんな事を思ってた小学生時代。
でも、運動神経がよかったのかな。
運動神経がよくてよかった。
運動神経がよくなかったら、2階まで登れなくて死んでるよね。
ここでも、完全なる支配者の毒親がいる。
何度も「ママごめんなさい」を言ってる自分を思い出してしまった。
「1分遅れてごめんなさい」って。
もうこの過去からお別れしたい。