2022.8.13
南光坊と両参り別宮大山祇神社
四国札所南光坊の隣に鎮座する
別宮大山祇神社は
瀬戸内海の大三島の伊予国一宮
「日本総鎮守・大山祇神社」の別宮で、
往時には本宮と並ぶほどの威容を
誇っていたと伝えられています
天正の兵火による災禍以降は、四国八十八箇所の札所である別宮大山祇神社の別当寺として南光坊が納経を担当し、納経帳には「日本總鎮守 大山積大明神 別當南光坊」と書かれていました。しかし、明治の神仏分離で南光坊と分かれ札所も移りましたが、現在でも、別宮大山祇神社と南光坊の両所参りは習わしになっています。
◆ 鳥居 ◆
扁額には「日本総鎮守 三島地御前」と記載
国道に面している大鳥居は
とても目立っています
境内内はとても厳かなたたずまい
◆ 拝殿(愛媛県指定有形文化財)◆
天正3年(1575)来島通総による再建時のもの。
享保4年(1719)には前拝全部が増築、
昭和7年(1962)解体修理復元工事されました
別宮大山祇神社
(べっくおおやまづみじんじゃ)
主祭神:大山積大神
大宝3年(703)越智玉澄が文武天皇の勅命で
本宮の大三島から祭神を越智郡日吉郷に勧請し、
大山積神社の別宮(地御前)としたことが
始まりといわれています。
近世は藤堂高虎をはじめとして
歴代今治藩主の保護を受けていました。
境内にはそれぞれ立派な社殿を構えた
いくつかの摂社があります
◆ 阿奈波神社(あなばじんじゃ)◆
祭神は磐長姫大神(大山積大神の長女)
大三島の阿奈波神社の別宮
◆ 清高稲荷神社 ◆
摂社とは思えない立派な社殿です
ほかに奈良原神社、荒神社が鎮座しています
◆ 御朱印 (書き置き)◆
とても達筆!!
次は今治城に向かいます