のんびり読書する土曜日の朝 | チョコのめでたいブログ

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アメリカの田舎町に住むアラ還の日記である

あっという間に9月です。

 

この夏は庭仕事や大掃除をいっぱいしようと思っていたのに何もせずに終わりました。

 

切り花にしたアザミの花は種にならずに枯れた

ガレージに放置した花は種になったのになぜ?

 

土曜日の朝ごはん。

ベーグルとローカルで採れた桃とスクランブルエッグ、そしてミルクティー。
ベーグルはミニサイズのを3つ、半分に切っている
 
朝食のお供は田辺聖子の「風をください」です。
 
初めて読んだ田辺聖子の小説がこの「風をください」で、それ以来田辺聖子の小説はたくさん読んだけど、やはりこれが一番好きですハート
 
34歳独身仕事人の斉坂すみれが、イタリア旅行中に知り合った20代の新卒サラリーマンの彼氏ワタルと、友人から紹介された二児の子持ち40代のシングルパパ(妻とは死に別れた)の伊豆サンの間で揺れ動くラブストーリーです。
 
かなり昔の小説で、現実の年齢を計算してみると斉坂すみれは今年77歳、ワタルは65歳ですが、古臭さを全く感じさせないのはやはり田辺聖子が生涯若々しい「現役」の感覚を持ち続けていたからでしょう。
 
田辺聖子の小説が好きな理由は、読んだあとに「いろいろあるけど、まあぼちぼちやっていきましょう」と思えるからです。
 
 
いつの時代も、みんな同じようなことを考え同じような道を通っているんだなあ。
 
とはいえ、20代で読んだときと違って、今は「男がまだ若いときは年上女性でもいいけど、男性本人が衰えを自覚すると急に若い女性を求める事例を見てきたから」と、私がすみれの友人だったとしても、ワタルとの交際には反対すると思います。
 
でも伊豆さんとの結婚も勧めないかな。
 
今まで一人で自由に生きてきた仕事人のすみれ(子供嫌い)が、いきなり10代の娘2人と40代の夫の世話は大変だし、同居していないとはいえまだ若い義母(亡くなった奥さんの母親)もいる家庭になじめるとは思えないから。
 
でも賢いすみれなら、それもうまくやれるかな?
 
結婚のための結婚ならしないほうがいいと思うけど、伊豆さんが「釣った魚に餌はやらない」タイプの男性でなければ大丈夫かな。
 
 
そんなことをいろいろ考えながら、一人でゆっくり朝ごはんを食べる土曜日の朝です。
 

 

ドールハウスの上に陣取るミニ・ミー。

ドールハウスの家具を揃えたりして楽しみたい
・・・と思っていたけど、結局20年経っても手付かずのまま。
 
老後の楽しみにしようと思ってるけど、ゴミになるかな?
 
背景になじむウィッシーさん。
ミニ・ミーは「ドラ」のソファもお気に入り。
 
アップにも耐える永遠の美少女ミニ・ミー。
おはり