⒋ NY空港での悪夢 | 世界を旅する♡Berryのブログ

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大手企業で会社員を勤めた後、2011年からパンダの国へ・・・

からの世界一周旅行(笑)インドにて全米ヨガアライアンス取得。

英語、中国語、フランス語を使い世界を回ります!

ヨガ、料理、写真、スポーツ、パーティ大好き♥

※NY空港の悪夢の続編です
 初めから読んでね


寝ても覚めない悪夢。

もーうんざりあんぐり

シャワー浴びて、ベットで寝れたはいいけど

夕方から寝始めて数時間ごとに起きて

ネットでフライト運行状況を確認。

夜の23時の時点で、同じ部屋のクリストリンの

飛行機はキャンセルになったと発覚。

彼女は自宅のミズーリー州St. Louis空港行き。

これはひと事じゃないと、夜中の3時に

確認すると・・・

6:45am Toronto行き Cancel
8:20am Ottawa行き Cancel

の文字が・・・ガーン 勘弁してー!!

これでなんと

4回目のキャンセル。

いよいよお先真っ暗。

ホテルの朝食を食べ、急いで空港へ向かう。

そういえば昨日の朝から何も食べていなかったことに

気づく。。。忘れるくらい気を張ってたもんな~


空港3日目ドクロ

再びここで戦わなければならない・・・

精神的にはもうボロボロ。

タメカの助言を思い出す。

『ここはアメリカよ。相手に何かをしてほしいって思うんだったら、きちんと言わなきゃだめ。彼ら(航空会社)はただ仕事をすればいいんだもの、なんでExtra jobをして助けなければいけないのか。なんであなたがSpecialなのかを説明しないと』

カウンターへ行き、一通りいちから説明。

26(日)のフライトが機器の不具合でキャンセルになり、ホテルのバウチャーもらったけどホテルに泊まれなかったこと。その後も4回フライトキャンセルになり今日で3日目になるけど、出迎えてくれるはずの友達がもういなくなっちゃうのでもうオタワに行く意味はなく、行き先をトロントに変更してほしいこと。

話し終えた瞬間、何か張りつめてたものが

プチーンと切れた。

次の瞬間、溢れる涙、涙涙

子供みたいにダダこねてるみたいに思われるのは

嫌だったので、バレないようにと思ったけど

もう手遅れ。強くいなきゃ、戦わなきゃ、と

いままで冷静だった反動で、感情がむき出しに。

『Are you alright, sweetheart?』

黒人のふくよかな女性スタッフで、母のような

優しさで声をかけてきてくれる。

『大丈夫?ちゃんと食べてる?ホテルにも泊まれず可哀想だったわね。何とかしてみるからちょっと待ってて。』

語尾にいちいちSweetheart と付けてくれるのが

なんか嬉しくて、さらに号泣。

普通に考えると、行き先を変更するのは難しい。

オタワ経由トロントにしても、別料金が発生するし。

チームリーダー的な別のスタッフがやってきて

なにやらひそひそ話。

『・・・わかるけど、私情を挟んではダメよ。』

『でも彼女オタワに行ったところで誰もいないのよ・・』

どうやら説得してくれてるらしい。しばらくして、

『おーけー、次のトロント行きは12時だから、これにスタンドバイならリストに入れてあげれるわ。今あなたは14人目、つまり14人何らかの理由で来なければ乗れるってこと。保証は出来ないけどきっと大丈夫だと思う。』

でたっスタンドバイえ~ん

トロント行きにしてもらえたのは

嬉しいけど、気が気ではない。

時刻はまだ朝7時前。12時まで待っても

まだ乗れるかどうかがわからない。

とりあえず預け荷物を引き取ってもらい

やることがないので搭乗口で待つ。

そこに一晩ホテルシェアしたクリちゃんが!!*

偶然にも搭乗口が隣通し。

カウンターで泣き崩れてからすっかり涙腺解禁に

なってしまい、涙がとまらない。

クリちゃんも精神的にやられてて

泣き始めてしまい、お互い励まし合う。

天気は快晴で、昨日の晩から徐々に飛行機が

飛んでるみたいだけど、除雪作業に時間がかっていて

近くの搭乗ゲートでもCancelの文字がちらついてる。

お願いだから飛びますように。
席がありますように。

搭乗口近くのCustomer Service deskが

あったのでそこへ行き、自分のステータスを

確認したいとお願いする。

『今ところ飛行機は飛ぶことになってる、でもスタンドバイ14人目ね。今日は空港閉鎖になってから初めてのトロント行きだから混雑すると思うわ。でもキャンセルもたくさんでると思う。・・・あら?ちょっと待って!』

突然顔色を変えて、何やら一生懸命

パソコンをカチャカチャやってる。

『You've got lucky!!』

突然そう言われ、何の事かわからずいると

『席を用意できたわ。』と得意げ。

まじ!?神が舞い降りた~きゃーwハート☆

調べてる途中、空席ができたらしいのだ。

スタンドバイの人を差し置いて?席を確保。

そう考えると変なシステムだなーと思いながら

あとはちゃんと飛んでくれるのを願うばかりだけど

スタンドバイで待つのと、席確保してるのとでは

だいぶ精神的に違う。オバちゃんに感謝音符

だんだんと搭乗口前に同じトロント行きの

人たちが集まってくる。

トロントに移民した中国人のリンさんという

男の人が話しかけてくる。

『君もトロントいき?スタンドバイ?』

先ほど起きたミラクルを話し、

あなたも聞きに行ったほうがいいよ!と

アドバイス。彼は朝4時に空港へ来て

スタンドバイ1人目だという。

『君はほんとにラッキーだったね・・・』

ちょっと申し訳ない気持ちになる。

周りにも若めの人たちがいて

自然とみんなで話し始める。

パキスタン出身のディランは陽気で

元々この便で予約していて、絶対飛ぶさ!と前向き。

空港に3日もいたらそんな気持ちも失せるよ・・・

カナダ出身の若めのパパは、空港で足止めをくって

息子の誕生日を一緒に祝えなかったと。

カナダに留学中の韓国人2人はもう2日空港で

泊まっていて早くシャワーに入りたいと。

みんなでこうして話していると

涙も乾き、笑顔を取り戻す(´∀`o)

人それぞれ色んな事情で空港に来てる。

早く空港から出させて!!!

搭乗口に掲示されてる

Toronto 12:10 On Time

をちらちら確認してると時間がどんどん延び

搭乗口が変わったりと忙しない。

どうかキャンセルにならないようにと

願っていると、突然ボードから情報が消えた。

えっっ消えた!

急いで総合のインフォメーションボードを

見に行くと、そこでも消えている。

みな、大混乱怒

もーマジ勘弁・・・


続く。

ベリイチゴ