まさにこの言葉がぴったり。なんて悪夢
12月26日、クリスマスすぐ後
カナダのオタワを目指すべくNewark空港へ。
朝からNewsでBlizzard（大雪）がくると
騒いでいたけど、外はまったく雪は無く
13時の便だから大丈夫だと思っていた。
空港１日目
空港に到着してボードをみるとすでに
ほとんどの午後便がキャンセルに。
幸いにもOttawa行きは予定通り運行予定で
ホッと安心
キャンセルになった人たちが長い列をつくってCustomer Serviceに並んでるのを
気の毒そうに横目で見ながら搭乗口へ向かう。
Ottawa行きの飛行機はすごく小さくて
乗客も20名程度。この時はまさかこの人たちと
悪夢を共有する戦士たちとは思ってもいなかった・・・。
飛行機に乗り込み、いよいよ離陸。
が、なかなか出発しない様子。
外を見ると、静かに雪も降り始めてる
エンジンの音がゴォーーーっと唸り
よっしゃその調子、早く飛べ！
と祈りながらもやっぱりウィーーーンと
減速して飛ばない。
そんな事を繰り返して約１時間半。
機長『画面にエラーが出てて飛べない。何かエンジンの問題があると思う。このフライトはキャンセルだ』
キャンセル
ここまで焦らしておいて？わけがわからないまま飛行機から降ろされ
Customer Service deskへ並ぶ。
もちろんすべて英語。
今日はもう大雪で飛行機とばないから
明日の便へ変更するとのこと。
ちょっと待って、どこで泊まれと
幸いにも天候でキャンセルになったわけではないので
ホテル、食事のバウチャーをもらえるとのこと。
それならまだいいか・・・（←甘い!!!!）
たまたま隣に並んでいた黒人の女の子と目が合い、
大変なことになっちゃったねと話す。
その子の名前はタメカ、オタワ経由でマドリット行き
さらにモロッコへいく予定。
かなり格安航空券で2回も乗り継ぎがあるのが
明日1回の乗り継ぎで行けることになったので
まだ良かったわ～なんて、気楽に話してた。
私はとりあえずホテルへ向かおうと別れを告げ
Air Trainでシャトルバス発着の駅へ行く。
キャンセルになって足止めをくらった乗客で
ごった返していておまけに雪も激しく寒い。
渡されたバウチャーのホテル名を確認して
シャトルバスを待つ。
しかし待てど暮らせど来ない。
他のマリオット、ヒルトンなどのバスはバンバン来てるのに。
周りを見渡すと、同じ飛行機だった乗客者を数名発見。
やっぱ見落としたわけじゃないよなー。。。
しばらくしてタメカも来て、あぁまた会ったね
とシャトルバスがなかなか来ないことを話す。
1時間以上待ってさすがにオカシイと思い
彼女がスタッフに確認すると、
ホテル名がBest Westernだと判明。
ベストウェスタンだったら何回かバス見たし
どうやらホテル名が変わったらしく、
言い渡された名前と違っていた。バカ！！
同じ乗客だった人にも教えあげ、
今度はBest Westernのシャトルバスを待つ。
しかし一向に来ない
心配なのはホテルの部屋がちゃんと確保されてるか。
バウチャーを渡されたとはいえ、確定ではない。
電話してホテルに確認すると、数部屋は空けてあるけど
23:45の時点で無効になるとのこと。
バスを待ち続けて2時間以上。
もう一度ホテルに電話するとなんと
雪のせいでバスが動けなくなっていると
Oh my god...
なんとかしてホテルに行かないと
今夜の宿がなくなる。
最悪空港で泊まらなきゃいけなることも
頭に入れつつ、タクシーをつかまえようと
Air trainでタクシー発着ターミナルへ。
このAir trainがまたくせ者(+_+)
雪のせいでイカれ扉が開いたり閉まったり。
スムースに発着せず、足止めをくらう。
やっとターミナルへ戻って、スタッフに事情を話し
タクシーのバウチャーをもらう。タクシーを探すが
この大雪で全くタクシーがない。
ライフラインがひとつづつ消え、時間は20時過ぎ。
お腹も空いてきたので、とりあえずタメカと
軽く夕食を取る。NY出身の彼女は、
『私は電車で自分のうちに戻ろうと思う』
私はどうしよう・・・何とかホテルに行きたい。
他のシャトルバスは動いてるんだから
隣接してる一番近いホテルのバス捕まえれば
いいじゃん
と思いつき、シャトルバス発着駅へAir Trainで戻る。
ホテルに電話し、バスが復活していないか
聞くとやはり全然ダメらしく、衝撃の事実も。
もう部屋空いていないですと。
タメカが親切にもNYのうちに泊まってもいいよ
と言ってくれ、電車で帰ろうと
Air Trainで今度は電車 NJ Transitに乗ろうとする。
しかしこの大雪で電車もストップし
Air Trainでターミナルに戻るしか
もう手段がない。
不運に不運が重なり、
なんと人生初の空港泊
続く。
ベリ
