柊の日々是好日

柊の日々是好日

stop living in the past and go with the flow


Rion Hiragi

storyteller : researcher

最終日も快晴。

 

でも天気と相反するように

私は明け方から強烈な胃もたれと腹痛に襲われました。

 

ここに来て、2日前に食べたオリーブオイルの

大逆襲が始まったのです。

 

もう、朝食に行く所ではありません。

大抵私は旅に出ると最終日にノビたりするので

大方日程にバッファを入れています。

 

ところが、今回は2泊3日だからない訳だ。

今日もタクシーをチャーターして3時間観光予定だし

そのあとはフェリーに乗って飛行機に乗って

自宅まで帰らなければいけない。

 

 

お宿にお詫びを入れて、娘一人で朝食に行ってもらう事に

(朝食を丸ごと食べられなかった旅行は初めて😭)

 

胃薬も頂き、そしてチェックアウト時には

「調子が良くなられたら食べられるように」と

おにぎりまで用意して頂きました😭

 

「また伺いますね〜!」と島宿真里さんに別れを告げて

昨日のかんかけタクシーの運転手・Hさんと共に寒霞渓(かんかけい)

という風光明媚な場所に向かいます。

 

ここでロープウェイに4分揺られて頂上に着くのですが

私の体調はこのロープウェイで絶不調に達し、

一秒も目を開けていられない状態に...

おかげで途中の絶景は全く見られませんでした。

(タクシーに乗っていた時は割と大丈夫だったのに)

 

娘に寄りかかりながら、展望台に向かいます。

運転手さんいわく「こんなに綺麗に見えるのは3日に1度」

という景色を堪能します。

 

 

ロープウェイの駅から山の尾根伝いに走ると

別の展望台があります。

ここからは徳島や淡路島まで見渡せるんですよ。

 

気合いを入れて私も座って景色を堪能。

 

本当に新緑と頂上からの絶景が素晴らしかったです。

運転手・Hさんどうもありがとうございます!

 

ここから、観光スポットのエンジェルロードに向かいます。

ちょうど道がつながってますね。

 

 

駐車場はとても混んでいるのですが

タクシーだと浜の真ん前までつけられます。

ただ、私はエンジェルロード<薬局 だったので

娘を下ろして小豆島の薬局ZagZagに向かう事に。

 

薬剤師さんに

「美味しいもの食べすぎちゃったんですね〜」

と同情され、2つの胃腸薬を処方してもらう事に成功。

 

これを飲んでから、徐々に体調も持ち直して来ました。

 

*本当は歩いてみたかったエンジェルロード(娘撮影)。

 

そんなこんなで

オリーブオイルと私の死闘は

オリーブオイルの勝利で幕を閉じました。

 

でも

小豆島でおもてなしして頂いた島宿の皆様と

かんかけタクシーのHさんのホスピタリティ、

それから自然の美しさを堪能できた旅は最高でした。

 

 

この日は家に帰るまで絶食でしたが

無事に帰宅してから

女将さんが持たせてくれたおにぎりを頂きました。

 

人生で食べたおにぎりで一番美味しかったです。

 

小豆島、今度は紅葉の時期などに

ぜひまた行きたいです。

 

 

*ちなみに、私は普段から揚げ物があまり得意でなく

(食べてもコロッケ1個程度)

どんな高品質なオリーブオイルも

体質に合わなかったようです(残念😢)。

お宿で頂いたお料理はどれも大変美味しく

娘もとても喜んでいました。

 

朝はベッドで波の音と鳥の鳴き声が聴けるなんて

なという贅沢でしょう。

 

2日目も快晴です。

ベランダから見える木々や水面も、朝日を浴びてキラキラ。

 

約12時間胃を休ませたおかげか、朝ごはんを食べられるまでに復活。

スムージーもとても美味しい

(夜も2 杯頼みましたが、真里さんのフルーツ系ドリンク全部美味しいです!)

 

海音真里さんのチェックアウトが12時。

次に泊まる島音真里さん(こちらが本館みたい)のチェックインが14時。

その間にシーカヤックと体験するため

小豆島のかんかけタクシーさんに往復の送迎を依頼しました。

 

運転手のHさん。小豆島の歴史や道路事情まで色々教えてくれます。

今回は、旅サラダで紹介されていたMinoriジェラードさんに寄ってみる事に。

「そこはすごく混んでるかもなぁ〜」というHさん。

行ってみると、オープン直後だったせいか並ばずに買えました!

 

 

3つフレーバーも選べて、醤油・ブラッドオレンジ・甘夏をチョイス。

醤油も美味しかったけどブラッドオレンジがお勧めです!

 

この後、小豆島ふるさと村で実施しているシーカヤック体験へ。

20分ほどパドルの漕ぎ方を教えてもらってから、

800m先の無人島を目指します。

まだ5月ですが、初夏の陽気。

 

意外とスムーズに進みました。

途中でエイが泳いでいましたよ。

 

島には鳥居もあります。海の色がとても綺麗です。

 

そして、本日のお宿・島宿真里さんに到着です。

 

島宿真里さんの今宵のお宿は、なんと別棟「蔵(ひしの間)」に宿泊できます。

 

 

(画像はお宿HPより)

 

別邸という事もあり、私が最高だと思ったのが

「静寂さ」。

 

 

蔵がメゾネット形式になっていて、

2Fが寝室になっています。

 

そして室内のお風呂の照明も素敵!

 

こちらも全室8室しかなく、12歳以下の子供が泊まれる日が限定されています。

静けさを求めるならこれ以上ない環境です。

 

夜ご飯は、醤油懐石をいただきます。

 

 

無菌牡蠣(小豆島の天領真牡蠣)と、鰆(さわら)のカラスミ。

近所に売ってたら買う。

 

小豆島は、今では珍しい木桶仕込みで醤油を作っているんです。

そんな訳で、非加熱のお醤油や、もろみから搾りたてのお醤油も味わえます。

目の前で醤油をドリップ。

 

 

諸味に生姜とお砂糖を加えたタレもとても美味しいです。

特にお野菜のディップとして最高でした。

 

島宿真里さんの特筆すべき点は貸切風呂で

海音真里さん同様2つずつあるのですが

まぁ美しいこと。

この手前に内風呂もあるんですよ。

2つとも意匠が違います。

貸切風呂というとなかなか順番が取れない宿もありますが

ここは客室がかなり少ないため、ほぼいつでも入れます(笑)。

 

今宵の醤油懐石はほぼ完食し、

温泉にもたっぷり浸かって

昨日からのオリーブオイルとの戦いは

私の勝利で幕を閉じるように思えました。

 

ところが、明け方オリーブオイルの大逆襲が始まるのです。

1泊目の海音真里さんでは、夜に小豆島特産の

「オリーブ懐石」を頂けます。

 

パンにつけたりカルパッチョにかけたり

オリーブオイル美味しいですよね。

 

それを、いろんな料理と高級オリーブオイルを掛け合わせて

(ちなみに出てきたオイルは全て小瓶で3000~7000円弱)

絶妙なテイストを味わえる懐石なのです。

 

しかも、夕暮れの瀬戸内海を見ながら料理を堪能できます。

 

全部で12品ありまして、どれも素晴らしく美味しい!

 

 

海の幸にもお野菜(野菜がびっくりするくらいジューシー!)にも

オリーブオイルX塩or醤油(これも特産品)が合う合う!

 

 

そして、お肉が出たあたりから私は強烈な満腹感を感じ始めます。

そこで食べ盛りの娘に泣く泣くお肉を手伝ってもらう事に。

 

 

この後、ソルベが出たんですね。

ソルベが出たという事は、魚が来るんですよ。

 

「讃岐でんぶく(幻の小フグ) 揚げ出し」の登場に

私は食べたい欲が胃もたれに完全にノックアウトされました。

 

泣く泣く、1つ残す事に。

 

最後のご飯も、瀬戸内海で採れた新鮮なお魚と

小豆島コシヒカリの一口寿司なんです。

 

これは、私も胃もたれにカンターを喰らわせてやろうと

小鉢以外の3つを食べる事に成功

(オリーブオイルの種類が増えている事にお気づきでしょうか?

料理ごとにオリーブオイルを小さじでかけてくれて

並べていってくれるという趣向です)

 

私は知らなかった。

自分がオリーブオイルに弱いということを。

 

それから1時間半休憩し、夜はお宿が開催している

「静かなる祈りと光のミニツアー」に参加。

お宿のバスで小豆島の醤油製造の歴史なんかを聞きながら

小豆島霊場 第二番の碁石山に参拝&満点の星空を堪能できる!

という有料級のツアーです。

 

 

A picture doesn't do it justice.

(受験生は英語の意味を調べてくれ)

 

ツアーじゃなかったら完全に肝試しのような雰囲気の中

夜のお寺参拝も貴重な経験でした。

 

おとめ座・双子座・うしかい座なんかも見れましたよ!

 

そして胃もたれに打ち勝つべく、波の音を聞きながら

私はあっという間に眠りにつきました。