東京から新幹線で1時間30分、さらにバスで40分、以前から行きたかった福島県高湯温泉へ。
初の福島、空気はひんやりと冷たく感じましたが、市内は雪も降っていないし、駅ビルもあって賑やか〜。
バスに揺られて20分もすると景色は次第に変わってくる。山を登るにつれ積雪が激しくなり、着いた頃にはあたり一面雪景色。ちょうど朝から降り出したそうで積もっていて驚いた。それでも秘湯といわれるところは平気でバス90分などと山奥が多いので、ここは駅から近いなと感じた。標高750メートルほど。
当初、高湯温泉でいくつか立ち寄り湯を考えていましたが、車だと2分程で行ける距離でも徒歩だと10分以上かかるそうで、慣れない雪道だと倍はかかるし、夕方に向け吹雪いてきたら怖いので諦めました。
宿泊は1868年創業の旅館 玉子湯に。
ここは7種類のお風呂があり、露天風呂だけでも3つある。バスから降りた時点で強烈な硫黄臭に気分が上がる!!高湯温泉は源泉が9ヶ所あり、江戸時代の開湯から400年以上も同じ方法で引湯、地区内全ての浴槽が自然湧出に加え、機械による汲み上げをせず、地盤の高低差を利用する自然流下式で引湯し、溢れ出た湯はそのまま排出するほどの湯量。国内でもトップクラスの抗酸化力のある温泉で薬効成分抜群といわれている。
チェックインを済ませ、早速お風呂へ。
ここはpH2.8前後と酸性湯。脱衣所には入浴の注意書きとして、1日4回まで1回10分程度にとの記載が。お風呂は撮禁のため外の足湯の写真を。色はこんな感じのグレーがかった白濁湯。内湯の方が白っぽかったかな。
茅葺きの湯小屋玉子湯、女性専用露天風呂、野天岩風呂とそれぞれ浸かってみる。周りは見渡す限りの雪山。自然の中で開放感があって心地いい。いるだけで無になるよね。気温は−2度くらいでしたが、湯温は熱すぎず温すぎずちょうど良かった。もう少し浸かってたいなーと思いつつも、長くは浸かれなかった。
これまで行った酸性湯No1の玉川温泉ですら、ぴりっとした刺激はあるもののそこそこ浸かってられたのに、、ここはそこまで刺激は感じないし、さらっとしたお湯なのに吸い込む臭いや地面からのエネルギーが強く不思議。アーシング温泉バージョンと言うか、体内に溜まっている余分なものが放電されているような感覚がした。
その後、1時間ほど部屋で休憩し大浴場へ。部屋にいても呼気や皮膚から吸収するものが凄まじく、、夕食後はぐったりしちゃうかもーと、早めに洗髪など済ませておいた。
食事はまぁ普通でした(笑)この後、天ぷらとか色々でてきたし、黒毛和牛の味噌鍋とか美味しかったけど、、秋田の鶴の湯のように高級食材が出なくとも、あたたかみがあってぐっとくるお料理と比べちゃうからちょっと寂しい感じは否めず。。個人の感想。
夜にもう一度露天風呂へ。雪が吹雪いて星空は見えませんでしたが、とにかく放電感覚が凄まじく、日常生活でどれだけ電気が溜まっているの??ということに気付くことができた。これは大切なこと。どの湯が一番良かったかというとやっぱり玉子湯が最高でした。翌朝も楽しみました。
今回、外国人観光客も殆どいなかったし、コロナ対策で食事処を分散、団体と2名以下のグループでお食事フロアーを分けてくれていたのは静かで良かった。一人旅も結構いらした。今度は日本秘湯を守る会会員の吾妻屋に泊まってみたいし、同じ高湯温泉の中でもどう違うのか?立寄り湯もしてみたいな。翌日はまた別の温泉へ。