がんの症状は出ていた | 大好きな母ががんになった時

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私の母は2018年の6月に小細胞肺がんが見つかりました。

すでに播種状で脳転移、腰骨にも転移をしていて、ステージ4でした。


今思えば、1年前に症状は出ていたのです。



2017年の夏、真夏の8月に
胸が痛いと言ってカイロを当てていたことがあったのです。

風邪のような症状も出ていたので、かかりつけの地元の総合病院に行きましたが、普通の診察で終わりました。

ですから、母も私も疲労からきているものと思っていました。



3年くらい前からでしょうか。

母は祖母の介護で、長い時は月の半分、短くても1週間ほど母の実家に行っていたのです。

2017年2月以降は月の半分は行っていたと思います。
だから、疲労からくるもの、そう思ってしまいました。



祖母は2017年8月に施設に入ることになり、今年の1月に老衰で亡くなりました。

亡くなる1週間前から食事が摂れなくなり、穏やかに亡くなりました。

それまでは、トイレも自分で行っていて、オムツもつけていなかったんです。


祖母のことも大好きだったので、とても悲しかったです。
私もよく祖母のところへ行っていました。



それから10ヶ月後
母は治療を始めて、たった4ヶ月で亡くなってしまいました。




母が実家に通っていた数年は、とても疲れていたと思います。

母はまったく愚痴りませんでした。


自分の母だから
できることはやってあげたい
 
そう言い、母の妹と交代で実家に行っていたのです。


2017年の春頃からは、実家からの帰宅途中、
1時間くらい休まないと動けなかったそうです。

疲れがすごかったと。

これは病気がわかってから聞きました。



あとは

痰がよく絡む
なんだか熱っぽい

風邪のような症状がよく出ていました。


でも、その時はまさか、がんになっている、そんなことは全く頭に浮かびませんでした。


お家ではゆっくりして!
ちゃんと食べて、しっかり寝てね
無理はしないで

これしか言えませんでした。


私が休日のときは、ご飯の後片付け、掃除だけは手伝っていましたが、他のことは全て母がやっていました。




大学病院の先生からは

原発の肺がんは、まだ新しい
できて2.3年くらいかな…

そんなことを言われたそうです。



胸が痛い、夏にカイロを貼るなんて、おかしかったんです。
あの時、気づけなかった。

検査をしていたら、転移前に治療ができたかもしれなかった。

そして、母が嫌がるタバコを吸っていた。


お母さん、ごめんね。