knock, knock. | CAHIER DE CHOCOLAT

knock, knock.


2023年のふり返り。BGMはBBCのSounds of the 60sのNew Year’s Eve Special。日本は大みそかの夜だけど、ヨーロッパはまだ午後。

january
年が明けてからポストした2022年のふり返りとドライアイが原因で目が充血したこと。この2つしか記事を書いていない。アナログの日記もまだ書いてない頃なので、それ以外のことはほとんど不明(記憶にもない)。ただ、Lettsのスケジュール帳にちょろっと書いてあるメモを見ると、色々と迷っていることがあったもよう。

february
くわしく書いておきたいことや何か書きたい気分のとき以外は一ヶ月単位で書くことにした。来年もこの形式でいくかどうかは12月31日の今もまだ迷っている。この辺りから、スケジュール帳にその日思ったことなどを毎日のように書いている。とはいえ、ほんとうにただのメモで、今見るとなんのことを言っているのかわからないものも多い。感情のアップダウンが結構あったので、何かの形で外に出したかったのだろうと思う。気になることがあって、それにたくさん時間を使っていた。むだではないけど、今の段階で確実に身についているかどうかはあやしい。

march
あまりにも調子が悪いので、生活習慣の改善に取り組もうと思い立つ。ちゃんと生活している人からしたら、当たり前のことばかりだと思う。ヨガをてきとうにアレンジしたストレッチをやる、まともなものを食べるようにする、野菜と果物のスムージー(ジュース)を飲む、こんな程度のこと。2月の後半からスケジュールやTo Do ListはQuoVadisに書き始めたので、Lettsは完全に日記帳になった。8年ぶりにパソコンを買い替える。古いMacBook Proはまだバッテリー交換に出していない。

april
スター・ウォーズのアニメーションシリーズを観始める。まずは『クローン・ウォーズ』から。Refuge Worldwideのストリーミングで、State of Rhythymの休止以降、久々にダニロのトークが聴けて嬉しい。生活習慣改善チャレンジは結構効果があるもよう(それまでがひどかったということ)。でも、気分が落ちたり、謎の首のかゆみに悩まされたりもしていた。

may
GWは通常営業。『クローン・ウォーズ』が日々の楽しみになっている。マイケルの奥さん、ヘレンの訃報がつらい。しばらく奇妙な無気力感に襲われてもいたけど、ARTE Concertの“TXL Berlin Recordings Chapter 3”を観始めたら即ぶち上がる。迷いに迷ったことをやって、結果は私にとっては上々。なのに、しばらくしたらやっぱり不安になる。もはや病気みたいなもの(呆)。だんだん暑くなってきて、すでに早く寒くなれなどと思っている。

june
祖母にもらったゼネラルの扇風機をクリーニング&修理した。これはとても役に立った。「同じようなものばかり欲しくなる病」がひどい。それを相殺しようとするためなのかなんなのか、大々的な部屋の片づけを敢行。毎週末のようにせっせとやって、物理的にも気分的にもすっきりしたとき、何かひとつのフェーズのようなものが終わった気がした。レオが経済的に困窮しているというニュースに驚く。なんとなく息苦しさを感じるような感じがあって、何にもつながらないことをやりたいとフランス語や別に必要ない英語の問題集をやってみたりする(やってるときは割と無に近くなるので、多少は気持ちが落ち着く)。暑さにもやられている。

july
グラストンベリーでのリック・アストリーのステージが楽しい。目がまた充血したけど、今回は病院には行かず(治った)。朝食を充実させることに注力中で、フライパンでパンを焼くブームが到来。マイケルの新刊関連のイベントのお知らせがあった。行くことはできなくても、ちょっとほっとする。makitaの小型そうじ機を購入。これは今年のベストバイのひとつ。ダニロがセレクトしたSpotifyのプレイリストが最高に良い。ダニロの音楽の即効性はほんとすごいので、落ちてるときにはほんとうに嬉しいし、救われる。いつも必要な時に届くこの感じ、なんなんだと思う。

august
夏休みなどは特になく通常営業。とにかくずっと眠い。ほんとうに眠い。どーんと落ちているときもあって、アップダウンがある。しばらくおさまっていた首のかゆみが再発。あまりにもぐずぐずの自分に嫌気がさしてきて、ケンブリッジ英検を受けることにする。とはいえ、詰め込みで受けるタイプの試験ではないので、今の段階でもまだ具体的にいつとは決めていない。長期的に、とにかく続けてやろうと思っている。

september
異常な眠気はまだ続いている。眠すぎて集中力が失われるほどで困る。ものすごく調子が悪い日があったり、ホラー映画のような悪夢で目が覚めたり。眠いのがおさまってきたと思ったら、今度は気分が「無」で、映画やドラマを観る気にもならないし、買い物をする気にすらならない。さらに、過去のトラウマ体験を思い出してびくびくするという最悪なことも起こる。月末になってようやく出口が見えてきて、こわばっている身体がゆるむような感じになってきた。

october
月が変わったとたん、ダニロがイベントで来日という情報にびっくり。とにかく全力でがんばろうと決めて、人生初なこともいくつかやる。ほかの人からしたらどうってないことだろうけど、私的には大きなことも小さなことも色々と。タイミングが良いことが多くて喜んだりしつつも、浮かれすぎていたのか、ふだんだったらありえないミスをする(大事には至らず)。気づけば、強烈な眠気はおさまっている。

november
今年のクリスマス・ミックス(プレイリスト)を作成。いつになくさっさと曲が決まった。ナイスタイミングは継続中で、必要な情報が入ってくる感じ。もちろん自分が探しているからというのもある。楽しみなことがあるのに、同時に不安にもなってくる。特別何にというのではない、ばくぜんとした不安に襲われることもあった。月末には2日連続でRDC Sound HorizonとBonDiscoに行った。ダニロのショウではいつもだけど、幸福感がすごすぎて、私、もう死ぬのかなとか思ってしまう。

december
2つのショウに行った1週間後には、RDC Year End Partyにも行った。なんという幸福。その時は感覚がマヒしてたけど、あとから考えるとにわかには信じられないような体験をした。嬉しすぎるくらい。そうするとまた不安のようなものを感じてしまったり。クリスマスにはRDC Sound Horizonのセットがリリースされた。今まで自分が行ったイベントの録音音源が公開されたことはなかったので、これまた初ということになる。嬉しい。



書くときりがないのでここには書いてないけども、ブログを見ても日記を見ても、映画やドラマのことばかりな1年だった。それこそ、いいこと日記の「Three things that were fun or joyful.(楽しかったことや嬉しかったこと3つ)」の項目には毎日のように観た作品のタイトルが書いてある。とりあえず頭の中からほかのことを出せる時間が私にとってどれだけ貴重か……と改めて思う。あとはもうダニロのショウの印象が強すぎて、ほかのことがかすんでしまった感じ。ノートに書いていることを見返してみると、努力が必要だとわかっているのに結局できていないこともたくさんある。でも、逆にまず難しいだろうと思っていたことの中に実現していることがあって、ちょっと不思議な気がしている。全体としては、色々な意味で今までにやったことのないことをしたり、まったく体験したことがないことが起こったり、という年になった。その反面、これまでのおなじみ的なものには違和感を感じることも多くなっている。なんとなく何か動いている感じはあって、それがなんなのかはもちろんわからないし、なんの根拠もない。とにかく良い動きであることを祈りつつ、できることからひとつずつやっていくしかない。これから起こることを楽しみにして、新しい年のドアを開けようと思う。また1年のふり返りが年明け1本目になってしまった。まあヨーロッパはまだ大みそかの午後だし、ということで。今年もありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。2024年が素敵な年になりますように。

Knock, knock.

Who’s there?

Woo.

Woo who?

Glad if you’re excited as well.