京都の路地まわり道裏千家のお家元が新幹線の機関紙で連載されていたエッセイを集めた一冊。ご自身で撮られたお写真も美しく、繊細なお人柄と生きる使命や次の世代に繋げていく役割を担っていらっしゃる自負を、ソフトで謙虚で素直な文章から感じ入ります。雲の上の様な存在に感じておりましたが、私達と変わらない情緒をお持ちでいらしゃる事を失礼ながら、嬉しく感じた次第です。