長月の懐石クラスが終わりました。
残暑が厳しい中、お越しくださった皆様、ありがとうございました。
暑さがまだまだ残るものの、食材は秋のものが市場に並んでいます。
秋の食材を用いた懐石料理をご紹介しました。
長月は重陽の節句やお月見などの趣向の茶事をなさる方も多いか思います。
夕ざりの茶事などもこの時期良いですね。
向付は鯛の湯ぶり。
煮物椀は鰆の菊花の上用蒸し。松茸を添えてお出ししました。
添え物で季節を表すことが出来ます。
焼物はカマスの筒焼き。
焼き上げた後に手早く骨はひれを除きます。
カマスもこの時期脂のり、美味しいです。
預鉢は菊と蟹の二杯酢和え。
渡り蟹を用いた日もありました。
八寸は海苔の雲丹挟みと栗の甘露煮。
自家製の栗の甘露煮、おすすめです。
お料理を作るだけでなく、段取りもとても大切です。
実際の茶事に沿ってお教えする事を大切にしていましす。
皆様からは夏になさった茶事のご報告を聞かせていただき、何より嬉しく思っております。