The Different Company / Osmanthus

毎月1,980円～愉しめる香水のサブスク・カラリアで、The Different Company（ザディファレントカンパニー）の金木犀の香水・Osmanthus（オスマンチュス）を頼んでみました。

約1年ぶりにカラリアのサイトを見に行ったら取扱い香水が物凄い増えていて、TDCなんて香水好きじゃないと知らないようなニッチ系ブランドなのに、こんなのも置くようになったのかーって良い意味でビックリしました🥳

以下、TDC のオスマンチュスのレビュー。

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実は（？）私自身には金木犀の匂いに対する萌えはないんですけど、SNS上では金木犀の香水って物凄い人気だし（金木犀の香水まとめ的な記事がバズってるのよく見るし）、その中でもTDCの金木犀は有識者からの評価が頭一つ抜けてるイメージがあるので、どんな匂いか気になってる人も多いかな？と思って今回はこちらを選びました。

調香師はジャン・クロード・エレナ氏。

エルメスやブルガリやマルやラルチザンなど数多の高級メゾンで沢山の名香を作って来た香水界の超有名人ですね。

付けたてはベルガモット、マンダリン、オレンジ、柑橘のフレッシュ香り。

酸っぱさが飛ぶと、チュベローズみたいな、アプリコットみたいな、桃みたいな、所謂γウンデカラクトン的な、ミルキーな甘さが顔を出し、高級な石鹸で洗い立てのリネンみたいな清潔感のある香りになり、ラストで金木犀っぽい匂いになる。

肌じゃなくて衣服に纏わせるとミドルのグリーンフレッシュ100%的な爽やかな匂いがずっと続く感じ。

公園を散歩中に冷たい風に乗って薫って来た金木犀の匂いをハイパー生真面目に作ったらこんな感じの匂いになるんじゃなかろうか。

TDCは香水を芸術作品と位置付け原材料にも病的に拘るブランドだそうで、生花からの香料抽出が非常に困難な金木犀の花を250mlにつき20kgという高容量配合しているそうです。

金木犀の匂いに萌えがある人にとっては、「丸くて柔らくて懐かしい優しい感覚が心を満たしてくれる」、そんな風に感じる匂いなんじゃないかな。

ただこれはあくまでもいろんな香料を混ぜて作られた香水なので、生花の金木犀そのものの匂いとは異なるし、所謂モテ系の香水とは対極にあるような甘さの少ない匂いなので、コレジャナイと思う人も結構いそう。

端的に言うとユニセックスで、石鹸混じりで、清潔感のあるミルキーなムスク系の香り。

公式の商品説明には「繊細で魅惑的な抗い難いムスキーフローラル」って書いてあるけど、概ねその通りの匂いだと思った。

金木犀に微かに薔薇とハーブみたいな匂いが混ざって、きちんとした教育を受けたストイックで媚びない貴族的な女性って感じの匂い。