資生堂ジャパンさまから商品提供いただき、2019年4月21日に新発売される dプログラムの敏感肌用美白スキンケア、ホワイトニングクリア ローションとエマルジョンをモニターさせていただきました。
ホワイトニングクリアローション(医薬部外品)
内容量:125mL
価格:4,320円(税込)/ 付替用レフィル 3,780円(税込)
ホワイトニングクリアエマルジョン(医薬部外品)
内容量:100mL
価格:4,300円(税抜)/ 付替用レフィル 4,104円(税込)
発売日:2019年4月21日(日)
以下公式商品説明より引用抜粋
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シミも赤みも残したくない敏感肌に、薬用美白化粧水&乳液。
<共通特長>
顔全体の印象が暗くなるシミ・そばかすを防ぎ、赤っぽくなりがちなニキビや肌あれを防ぎます。
― 美白有効成分 m-トラネキサム酸 配合
― 抗肌あれ有効成分 グリチルリチン酸塩 配合
うるおいに満ちて、生まれ変わったかのようなみずみずしく明るい透明美肌に導きます。
うるおいを与え肌をすこやかに保つことで、メラニンを含む肌の生まれ変わりをサポートします。
― 整肌クリアワーク成分EX 配合(セイヨウサンザシエキス、ワレモコウエキス、オドリコソウエキス、トリメチルグリシン、ヒアルロン酸ナトリウム、グリセリン/保湿)
肌にうるおいを与え、きめを整えます。
― H-スタビライジングA 配合(エリスリトール、グリセリン/保湿)
低刺激設計
デリケート肌でも使える厳選された成分を使用
― アルコール(エチルアルコール)無添加
― パラベン(防腐剤)無添加、
― 無香料
― 無着色
― クリーン製法
― 弱酸性
敏感肌の方のご協力によるパッチテスト済み
アレルギーテスト済み
ニキビのもとになりにくい処方
(すべての方にアレルギーや皮ふ刺激がおきない、また、ニキビができないわけではありません。)
<エマルジョンのみ特長>
肌をなめらかに整え、うるおいを長時間持続させます。
― なめらかエアリーミルク処方
なめらかな角層へ導きます。
― 角層エモリエント成分 配合
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引用終わり。
以下、成分について。
「m-トラネキサム酸」については説明不要ですかね、資生堂が開発し特許を持っている厚生省認可の美白有効成分です。
シミになった部位特有のメラノサイトの活動を抑制する機能があります。
炎症を引き起こす酵素プラスミンを抑える作用があることから、美白系の化粧品以外にも、風邪薬(喉の炎症の予防・鎮静)などにも幅広く使われているそうです。
詳しくは↓
「トラネキサム酸」美白・肌荒れのダブル効果 | 美容成分辞典
shiseidogroup.jp/m-tranexamic_acid.html
「グリチルリチン酸塩」も同様に抗炎症作用のある成分です。
「グリチルリチン酸ジカリウム」とは? | 美容成分辞典
shiseidogroup.jp/glycyrrhizin_acid.html
「H-スタビライジングA」というのは、肌のバリア機能の土台を強固にしてくれる成分だそうです。
皮膚のバリア機能というと細胞間脂質、つまりセラミドやNMFが思い浮かぶと思いますが、資生堂の敏感肌研究によればそれらは角質層と基底層の間にある有棘層で作られる「CE」という物質があってこそ安定するものらしく、「CE」は細胞間脂質の足場・土台的な存在で、ここがグズグズになっていると皮膚のバリア機能である細胞間脂質が均一に作られないらしいのです。
アトピー性皮膚炎の人なんかはこの「CE」が不足してるのだそう。
で、この「CE」を活性化させる成分が、資生堂の独自成分の「H-スタビライジングA」なのだそうです。
詳しくは↓
資生堂の敏感肌研究
バリア機能とCE成熟について学ぶ
shiseido.co.jp/dp/kenkyu/kenkyu02.html
整肌クリアワーク成分EXの「セイヨウサンザシエキス」と「ワレモコウエキス」についてはこれを読むといいかな。
↓
資生堂、60 代以降の女性の皮膚生理特徴を新たに解明
shiseidogroup.jp/releimg/1548-j.pdf
資生堂の研究によると、実年齢より顔が老けて見える要因は、主に肌色の暗赤色変化と表情筋の機能低下の2点なのだそうですが、「セイヨウサンザシエキス」と「ワレモコウエキス」はそれらを改善してくれる成分らしいです。
肌色の暗赤色変化、つまりどんよりとしたくすみ感は血液中のヘモグロビン酸素飽和度の低下によって血液の色が暗く変化することにより起こる現象らしいのですが、「セイヨウサンザシエキス」には血液中のヘモグロビン酸素飽和度を上げる効果があるそうです。
そして「ワレモコウエキス」には筋細胞を賦活化する効果があるそうで、これが含まれた化粧品を塗りつつ舌回しなんかの表情筋エクササイズをやったら相乗効果で凄い良さそうですよね。
「オドリコソウエキス」にはNMF(天然保湿因子)の産生を促進し角層細胞の潤いを高める効果が、「トリメチルグリシン」には余分な角質細胞の除去を促す効果があるそうです。
詳しくは↓
資生堂、乾燥によるキメの大きな乱れが 皮膚の角層細胞の縮みによるものであることを発見
shiseidogroup.jp/releimg/2152-j.pdf
成分についてちょろっと調べただけで、dプログラムには資生堂の肌研究の成果がギュギュッと詰まっていることよく解ります。
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成分についての蘊蓄はこれくらいにして、以下、10日間ほど使ってみた感想です。
使用感自体はライトな感じかな。
化粧水もグリセリンでベタベタするみたいな感じじゃないし。
乳液もなめらかエアリー処方とか言うだけあって、スルスルっと伸びるし肌の表面がずっとペタペタするみたいな感じじゃないし。
発売時期が時期だけにこれから汗ばむ季節に心地良く使えそうな感じでした。
花粉が大量に飛び交っていたり、冬か?!と思うような寒さが戻る日もある今の時期だともう一品何か保湿アイテムを加えたくなる感じかも。
そう、花粉といえば、さすがdプログラムだけあってこの時期特有の花粉で肌がカユカユになる現象がなくなって、すごい…ってなりました。
目周りとか掻き毟りたくなる時がたびたびあったんですけど、そういうのが全部マシになったのでバリア感あるな!って思いました。
dプログラムにはアレルバリアという名前で花粉などのアレルギー対策に特化したラインが出てますけど、それらと組み合わせたら更に良さそうですよね。
美白効果的には使用日数が浅いのでコメントしづらい。
くすみ抜け感は感じますけど。
私、午後のどんよりした顔色の赤黒いくすみ感が結構物凄く気になる方なので、「セイヨウサンザシエキス」の効果を物凄く期待しつつ継続使用してみます。
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ともあれ、総評としてはこれは物凄く画期的で良い商品なんじゃないかなって思いました。
というのも、一般的に保湿と美白の両立って成分的にも技術的にもかなり難しい物だと思うんですよね。
美白系のスキンケア商品って成分的にどうしてもサッパリした使用感に傾いてしまいがちだから、乾燥でバリア機能を不安定にしそうだし、ターンオーバーを促す系の成分なんかも肌刺激になり易い部分があると思うので、高保湿と低刺激が求められる敏感肌用のスキンケアにはそぐわないというか。
だからまずそこをクリアして敏感肌用の美白スキンケアを作ってしまった資生堂の技術が凄いなーと思うし。
敏感肌の人にとっては美白ケアって物凄く必要なことだと思うんですよ。
ちょっとの刺激でも肌の炎症が起こり易いし、炎症が酷くなると痕が残ってしまったりしますから、なんなら普通肌の人よりも必要度は高いはず。
でも敏感肌の人も安心して使える美白系の化粧品ってまだまだ市場には少ないので、資生堂はすごく意義のあるものを作ったんじゃないのかなーなどと思ったりしました。
昨今は花粉の時期だけ肌が爆発する局地的敏感肌の人なんかも増えてると思うんですけど(私のことです)、これを使ってると何せ肌がの痒みがだいぶマシな感じになったので、沢山の花粉に涙する日本国民を救う商品になるのでは?!的なことも思いました。
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最後になっちゃいましたが告知系です。
資生堂の公式オンラインストア・ワタシプラス では、dプログラムのホワイトニングクリアローション/同エマルジョンの予約キャンペーンをやってる模様。
送料無料+美白系のドリンク剤がオマケで付いて来るみたいですよ。
加えて、抽選でお買い物クーポンも当たるみたい。