プレレポ運営局さんにご招待いただき、「エアウィーヴ × 乃木坂46 アクティブ女子による “美容”睡眠研究プロジェクト」の記者発表会に参加させていただきました。
今回はそのイベントレポート記事（1/2）です。
会場はグランドハイアット＠六本木
エアウィーヴというと、２０１２年に JAL の国際線ファーストクラスに採用されたことで大きな話題になりましたし、トップアスリートにも愛用者が多いのでご存知の方も多いと思います。
「Air 空気」を「Weav 編む」するという商品名の通り、極細繊維状樹脂を三次元的に絡み合わせることで 素材の 90％ 以上が空気 という独自の構造をしているので、簡単に丸洗い出来ていつでも清潔、抜群の通気性で夏は涼しく冬は暖か、
適度に反発感のある三次元マットがあらゆる角度から身体を支えてくれるので、体圧分散に優れており、「まるで空気の上で眠っているかのような極上の快眠」が得られるらしい。
正しい就寝姿勢を維持してくれるので、筋肉・関節・骨などに余分な負荷が掛からず、効果的に疲労をとることが可能、成長期のお子さんや酷い肩凝りや腰痛持ちの人に特にお勧めなのだとか。
また、寝起きの爽快感が1 日持続するので、仕事・運動・勉強などさまざまな日常のパフォーマンスが上がることまで期待できる、らしい。
素晴らしく良いことずくめなのだけど、いかんせんすこしばかりお値段が張ります。
私のような庶民からすると、ちょっと物怖じしてしまうお値段の高級寝具です。
しかし、今回の記者発表会を通してエアウィーヴ社の会長さんを筆頭に研究開発者の方々の熱と志の高さの片鱗に触れて、そしてモニターとして実際にエアウィーヴの マットレスパッドエアウィーヴ と エアウィーヴ ピロー S-LINE を試用してみて、誇張抜きでお値段なりの価値がある良い商品なんだなーと思わされました。
もしも私に子供がいたら（自分のはとりあえず我慢するので笑）絶対に買い与えてあげたい感じ。
---
というのも、今回のイベントは非常に論理的で。
２００７年の発売以来、睡眠研究の専門家たちが積み重ねてきた膨大な科学的実証データをジャンジャカ紹介してもらいまして、文系のくせに化粧品の成分表示を読むのが大好きな私の心に刺さったんですよね。
二言目には「科学的な実証データ」が出て来て、学校の授業みたいで愉し過ぎた。
CMキャラクターが今をときめくアイドルグループ・乃木坂46 だというので、発表会の内容もなんとなくもっとフワッとしたものを想像していたのですが、がっつりアカデミックで、良い意味で全然違いました。
凄い数の報道陣にびっくり。
目の保養。
エアウィーヴの高岡会長も登壇。
高岡会長もスピーチで「科学的な実証データこそが大事である！」と強く言い切っていておられて、それがとても印象に残りました。
イベント終了後に気になって調べてみて知ったんですけど、会長さんはバリバリ理系の方みたいで。
だからこのイベント内容なのかー！って腑に落ちました。
（そのあと こちらのインタビュー記事 を読んで、一人の社会人として「こんな人の下で働けるのって最高だろうな？」って感じて、ちょっとファンになってしまった！）
エアウィーヴ公式サイトにも「良い眠りには、科学の力が必要」と書いてあり、開発には睡眠研究の権威やアスリートを養成するアカデミーなどが多数参加している模様。（詳細）
睡眠研究の分野では質の良い睡眠と成長ホルモンの分泌量は密接に関わっていることが判明しており、成長期の子供にとってこそより重要であると考えられているそうで、エアウィーヴ社は未来の学者やトップアスリートの卵たちの支援をとても積極的に行っているそうです。
たとえば パリ国立オペラ座バレエ学校 や 英国ロイヤルバレエ学校 の寮のベッドはエアウィーヴなんだそうです。
素敵！
...............................................................
そんなエアウィーヴは今回、仕事の特性上生活が不規則で、心身ともにストレス過多、そんな中でも過酷な業務をこなしている働く女性達にフォーカスした研究に着手。
詳細は公式サイトをどうぞ。
乃木坂46のメンバーの皆さん
日本航空株式会社キャビンアテンダントの皆さん
カキモトアームズとアルティファータ美容師さんたち
医療法人社団 慶成会 よみうりランド慶友病院の看護師の皆さん
総勢４７名を被験者に、エアウィーヴによる質の高い睡眠がホルモンバランス・ダイエット・肌状態にどのような影響を与えるのかを科学的に測定。
なお肌測定については日本が誇る美容ブランドである 株式会社資生堂のライフサイエンス研究センターが協力を行ったそうです。
測定の模様。
本格的。…当たり前か。
測定結果は、被験者全員に概ね睡眠の質の向上が認められ、肌状態も良くなっていたみたい。
睡眠の質に関しては、季節柄日の出が早くなったせいか全体的な総睡眠時間の平均は15分程度短くなっているものの、睡眠中の中途覚醒時間は短くなり、夜中に一度起きてもすぐに再入眠し、体動回数も減少している事から、短時間でも深く熟睡出来ている ＝ 良質な睡眠が得られていることが強く示唆されたとのこと。
起床時の眠気が減少し、目覚めすっきり、覚醒と同時に前向きなやる気を感じる被験者も多かったとか。
エアウィーヴで寝続けたら、このままずっと寝ていたいしなんなら隕石が会社の上に落ちないかな？って毎朝思ってる私のやる気のなさも改善されるだろうか…？
肌状態については、成長ホルモンの尿中濃度に増加が確認され、被験者たちの肌の肌理なども改善傾向にあることから、良質な睡眠は美しい素肌へと繋がると科学的に言っても良さそう。
成長ホルモン（Human Growth Hormone、HGH）とは、睡眠中に脳の下垂体前葉から分泌される書いて字の如く成長を促すホルモンで、骨や筋肉の増進と直結していますし、美容の観点から言えば、美肌（エイジングケア）・バストアップ・ダイエット…つまり "美" の全てにおいて深い相関性があります。
成長ホルモンが分泌されるのはノンレム睡眠時、つまり熟睡中限定なので、睡眠の質自体が低ければ、分泌量の増加は起こり得ないわけです。
成長ホルモンの分泌量のピークは13～17歳と言われています。
寝る子は育つとはよく言ったものですね。
逆に言うとこの時期に良質な睡眠を十分に取ることができなければ育つべきところが育たないとも言えるので、子供にこそ使わせたいというエアウィーヴ社の思いは強く同意出来るものがあります。
子供は骨や関節が柔らかいので、エアウィーヴではより強固に骨盤を保護できるキッズ用のマットレスも出しています。
というか、会長さんが我が子に使ってあげたくて開発に着手されたそうです。愛ですね。
成長ホルモンの分泌量は加齢とともに減少していき、恐ろしいやら悲しいやら、30歳以降は10歳ごとに25%ずつも減っていくのだとか。
…うん。
三十過ぎて、成長ホルモンの減少をめちゃくちゃ実感してます。
疲れとか全然取れないし、寝不足の時の肌はたるみと毛穴とテカリが７０％増って感じで本気でヤバいもの。
私の普段の睡眠時間と寝具じゃ、成長ホルモン出てないんだろうなぁっていう。
---
女性にとっての成長ホルモンの効果をざっと説明すると、
まずは美肌について。
美肌の礎であるNMF（天然保湿因子）を構成するヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチン、これらを作り出す線維芽細胞の動力源が成長ホルモンなのです。
つまり寝ないと肌からNMFが不足するわけですね。
肌からMFNが不足すると、肌が本来持っているバリア機能が正常に働かないので肌荒れしやすくなりますし、水分量と弾力が減るので、見た目がカサカサで艶がなくなり、弛みやシワの原因になって来ます。
また成長ホルモンはダメージを受けた細胞の修復も担っているので、骨や筋肉の増進や疲労回復のみならず、肌のターンオーバーとも密接に関わっています。
肌のターンオーバーが乱れると、角質が堆積して毛穴が詰まって吹き出物が出来たり、紫外線ダメージによって作られたメラニンの排出が上手く行かずにシミになったりします。
次にバストアップについて。
成長ホルモンはラクトゲン受容体を通じて乳腺に働き掛けますし、前述したように肌の弾力にも繋がっているので、ハリのある大きな乳房を目指すならよく寝るべきみたいです。
サイズ的な意味では、特に成長期に。
言われてみてなるほどと思ったけど、たるむのは顔だけじゃないんだよな…。
胸も…お尻も…ああああああ。
最後にダイエットについて。
食欲のコントロールが上手く行かないと減量というものは達成出来ないわけですが、
睡眠時間が不足すると、人間の脳は「グレリン」という胃から分泌され主に視床下部に作用して食欲を増進させるホルモンを増加させ、「レプチン」という脂肪細胞から分泌され同様に主に視床下部に作用して食欲を抑え同時にカロリーの消費亢進をもたらす抗肥満ホルモンを減少させるそうです。
つまり食欲のコントロールが不能に陥るわけです。
「腹八分目」を遥かに通り過ぎた量を摂取せよ！と脳が命令を出すので、食べても食べても満腹感を感じなくなってしまう、というわけ。
不規則な生活で太る理由は、この「グレリン」と「レプチン」の分泌量のバランスがおかしくなってるからなんですね。
おまけに睡眠不足だと、食べてすぐパタッと寝ちゃったりするでしょ？
それもまた良くないらしい。
「食べてすぐ寝ると牛になる」って言うけど、これにもちゃんと科学的な裏付けがあって、血糖値が高いまま眠るとインスリンが過剰分泌される上に、成長ホルモンが分泌されにくくなり代謝が落ちるので、脂肪の付きやすい身体になるのだそう。
まさに負の連鎖。
食べてから最低でも2時間はおいてから入眠するのが理想だそうです。
...............................................................
睡眠の重要性は人間なら誰しも日々体感として痛切に実感している事だと思うのですけど、なにかと忙しい現代人は充分な睡眠時間をなかなか毎日は確保出来ませんよね。
平日は言わずもがな、休日だって思い切り惰眠を貪れる日って少ないですし。
睡眠時間が足りないと日中の活動のあらゆるパフォーマンスが落ちるだけじゃなく出掛けるのが嫌になるくらいの酷い顔になるので、「もう少し寝なきゃなー」とは思っていても、残業後、帰宅して最低限の家事をして、お風呂から上がるともう０時はとっくに過ぎている…という毎日。
睡眠は食事と同じくらい重要で気を付けるべきものであることは、三十余年の人生で何度となく実感して来たわけですが、１日が２８時間になったりはしないですから、どうやったって物理的に３、４時間しか眠れない。
そんな生活をしていたもので、今回の研究発表会には非常に有意義でした。
物理的にどうにもならないもの（睡眠時間）を睡眠の質を上げることでカバー出来ることが知れたわけですからね。
プラシーボとかじゃなくて科学的な測定で結果が出てるのが頼もしい。
睡眠時間が短くても、質さえ良ければ成長ホルモンが出て、効率良く疲労が回復出来る。
良い寝具を使うことに加えて、スマフォやパソコンの液晶にブルーライトカットシートを貼ったり、日中２０分ばかり無酸素運動を取り入れたり、食事で成長ホルモンの合成材料になるアミノ酸・アルギニンを摂取したりするとさらに良いみたいなので、今後はもう少し「睡眠の質の向上」を意識して生活して行きたいと思いました。
当たり前ですけど、皮膚の上からお高い美容液を塗るよりも、体の中から成長ホルモンを出した方がクオリティの高い美容効果がありますからね笑。
...............................................................
最後になってしまいましたが、告知を。
来週から六本木ヒルズ大屋根プラザにて気軽に天上の寝心地が体験出来る「エアウィーヴ 夏の快眠体感フェア」が開催されます。
http://www.roppongihills.com/events/2016/06/001530.html
会期は ６月２８日（火）～７月３日（日）の６日間。
アンケートに答えると応募できるプレゼント企画などもあるそうですよ！
...............................................................
寝心地についての個人的な感想は、次回（2/2）で書かせていただきます。
