第一三共ヘルスケアのキャンペーンで、2016年1月21日 新発売の、トランシーノ 薬用 ホワイトニングクリアミルク をモニターさせて頂きました。
トランシーノ 薬用 ホワイトニングクリアミルク
<美白乳液>
2016年1月21日新発売
120ml / 3,600 円(税抜)※参考価格
文章が冗長なので一番最初に結論的な事を書きますが、2016年のプチプラスキンケア・ベストコスメ賞はこれ!!って言いたいくらい気に入りました。
2016年も始まってまだ10日も経ってませんけど。
詳細については後述しますが、こちらは「美白しながらも乳液とは思えないくらいしっかり保湿もする」というコンセプトの商品らしいのですが、翌朝のくすみ抜け具合および保湿効果が素晴らしかったです。
たっぷり塗ると3倍くらいのお値段のクリームに引けを取らないのでは…って思いました。
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第一三共さんは 昨今 多くの化粧品に美白有効成分として配合されている「トラネキサム酸」を開発した製薬会社さんです。
日本で唯一肝斑の治療効果が厚生省によって認可されている内服薬「トランシーノ II」の販売元でもあります。
皮膚科に行くと処方して貰える肝斑治療薬「トランサミン」、あれも第一三共さんが製造・販売しています。
美白ケア、とりわけ出来てしまったシミソバカスのケアに掛けては日本では随一の研究実績がある会社と言って良いのかな。
製薬会社さんが作る化粧品って、パケや広告にオシャレさや華やかさはあまり無いけれど(すみません)、最新の医薬品研究から開発された化粧品は、着眼点が斬新かつきちんとした科学的根拠があって興味深い上に効果も堅実で、費用対効果がとても高いものが多いという印象がありまして。
最近自分の中で熱いブームになっています。
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トランシーノの薬用ホワイトニングシリーズは全ての製品で肌への優しさに拘った処方になっているみたいです。
へー?って思いながら成分表示を見てみた。
今回お試しさせて頂いた ホワイトニングクリアミルク はシリーズに新たに加わる新製品で、シリーズで唯一、「ヒメフウロエキス」という成分を入れてあるのが特徴とのこと。
成分表示を見ると、一番上、つまり主成分としてこの ヒメフウロエキス が入れてありますね。
あまり聞き慣れない成分なのでGoogleしてみた結果、光老化を促進させるトリプターゼ酵素の活性化を阻害・抑制し、光老化により出来てしまった小皺や肌理の荒さに修復効果が認められている成分みたいです。
詳しくは開発元の日油のプレスリリース他をご参照ください。(丸投げ)
http://www.ichimaru.co.jp/research/story4.html
http://www.biyou-seibun.com/skincare_uv.html
http://sangyo.jp/foodhealth/article/20081014.html
光老化というのは書いて字の如く、紫外線ダメージの蓄積によって皮膚に現れる様々な老化現象の総称です。
光老化で有名なのはこの画像ですよね。
トラック運転手の男性が 28年間 顔面の左側(画像だと右側)だけに紫外線を浴び続けた結果、の写真。
出典:http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1104059
紫外線を浴び続けた左側(画像だと右側)だけに、皺や弛み、角質肥大などの老化現象が集中して起きている。
日本語だと こちらの解説 がわかりやすいかな。
日焼けすると出来てしまうのは、シミやソバカスなど色素的な異常だけではありません。
皺や弛み、角質の肥大化など、一目で老いを感じさせる物理的な異常も日焼けによって促進されてしまいます。
シミやソバカスは「チロシナーゼ酵素」が紫外線によって活性化するのが原因で出来てしまいます。
その活性を阻害する成分の総称がいわゆる「美白有効成分」で、トランシーノで言えば「トラネキサム酸」がそれに当たります。
他方、皺や弛みや角質化は「トリプターゼ酵素」という物質が紫外線により活性化することで起こってきます。
「ヒメフウロエキス」はその「トリプターゼ酵素」の活性を阻害・抑制する効果があるそうなのです。
マジかよ。
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その他、美白系のスキンケアというとどうしても乾燥しがちなイメージがありますが、 トランシーノ 薬用 ホワイトニングクリアミルク は保湿効果にも拘った商品らしく、浸透効果を高めるために角質層を柔らかくする成分を配合し、おまけに微粒子化もしてあるらしいです。
角質を柔らかくする為に入れられているのは「トレハロース硫酸Na」、上記成分表示の2番目に記載してある成分ですね。
角質層の水分保持機能を向上させる効果が認められている保湿成分で、ゴワゴワしてしまった皮膚をふんわりと柔らかく整えてくれます。
年齢肌は特に皮膚のターンオーバー能力が著しく低下するので、なんらかの手段で角化した皮膚へアプローチするのが美肌作りにおいては肝要であると個人的に強く深く思っているので、こういった成分が多めに入っているのはとてもとても好みです。
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そして成分表示の3番目に記載されている ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液 は、非常に安定していて変質しにくく(=つまりアレルギー等の心配が低い)ヒアルロン酸の約2倍の保湿効果があると言われている成分です。
本来の意味で、肌に優しい保湿剤ですね。
水などで剥がれにくく長時間の保湿効果があるので、シャンプーなんかにもよく使われているイメージです。
シャンプーだと成分表示には「リピジュア」っていう名前で載っているかと思います。
成分について詳しくはこちらを。(丸投げ2)
https://www.nof.co.jp/business/life/lipidure/pdf/gijyutusiryou.pdf
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つまり纏めると、
ヒメフウロエキスで抗老化によるダメージを防止・修復しながら、
トレハロース硫酸Naでゴワゴワ角質を柔らかくしながら、
ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン液で肌を長時間保湿しながら、
トラネキサム酸で美白もする、
…という欲張り商品の模様。
で、実際に使ってみた感想は冒頭に書いた通り。
グリセリンが入ってるから使用後しばらくちょこっとペタペタするのが好みじゃないんだけど、トータルで見ると全然目が瞑れる。
肝心の(?)美白効果についてはまだ使用後10日なのでなんともですけど、顔の皮膚の手触りが、ツルツル・フワフワに変わるので、これが三千円代で買えるのかよ…っていう、コストパフォーマンス高さにちょっと慄いてる。
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唯一気になった点は、ポンプ式じゃない事かな。
ボトルも硬いプラスチックなので量の調節が非常にしにくい。
勢い余ってダボッと出過ぎちゃったりする。
たっぷりめに付けて寝ると翌朝フワツルになることが分かったので、出し過ぎても結果オーライだったので、良いんだけどさ。
でもこれ残量が少なくなって来たら、もっとこの辺りがネックになって来そうな気がするので、そこだけ改善していただけたらと思いました。
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褒め過ぎだろってくらい褒めちゃってるけど、費用対効果的な意味で本当に良い商品だと思ったので手放しで褒めてみました。
モニター記事でやるとちょっと胡散臭いのかな。
まあ騙されたと思ってドラッグストアのテスターをこの時期ゴワゴワしがちな手に塗って、経過を見てみてください。
顔より手の方が光老化・風老化が進みやすい部位だから、それだけに効果が判りやすいと思う。
たぶん、ゴワゴワ皮膚に対する保湿効果の高さが一回で判るはずだから。
終わり。