昨日から、発がん性物質について調べているのですが、コーヒーについて気になりましたので、さらに調べてみました。
(コーヒー好きなんです!)
昨日の記事↓
コーヒー
は発がん性物質?
2016年の国際がん研究機関(IARC)の「発がん性分類評価結果」では、非常に熱い飲み物(65℃以上)は「グループ2A」(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に、コーヒー及びマテ茶は「グループ3」(ヒトに対する発がん性について分類できない)と分類しています。
コーヒーは、1991年の調査では「グループ2A」に分類していましたが、2016年には「グループ3」になりました。
これに関し、次のような見解が出されています。
ヒトにおいては、コーヒーの飲用における発がん性は「証拠が不十分」と評価し、膵臓、肝臓、乳、子宮内膜、前立腺のがんに対しては、「発がん性がないことを示唆する証拠」があると評価した。
セーフなんですね
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コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連
国立がん研究センター・がん対策研究所の「多目的コホート研究(JPHC研究)」によると、コーヒーを摂取する群において、全死亡リスク及び心疾患、脳血管疾患及び呼吸器疾患による死亡リスクが減少したことが認められたそうです。
なぜコーヒーが死亡リスクを下げるのかというと、
①コーヒーに含まれるクロロゲン酸が血糖値を改善し、血圧を調整する効果がある上に、抗炎症作用がある
②コーヒーに含まれるカフェインが血管内皮の機能を改善する効果がある
(カフェインには気管支拡張作用があり、呼吸器機能の改善効果があるのではないか?)
ということで、一日4杯までのコーヒー摂取は死亡リスク低下と有意な関連があることが示唆されたということです。
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コーヒー摂取と大腸がんとの関連
大腸がんとの関係についてのデータもありました。
男性では、どの大腸がんについても、コーヒー摂取と大腸がんの関連はみられないが、女性では、1日に3杯以上飲むグループで結腸がんリスクが56%低くなり、コーヒーを飲む量が多いほどリスクが低くなるという傾向が見られました。直腸がんでは、同様の傾向は見られませんでした。
つまり、女性の特に結腸浸潤がんにおいて、コーヒー摂取によるリスク低下がみられたとしています。
コーヒーを飲用による結腸がん予防のメカニズムは
①腸内の胆汁酸や中性ステロールの濃度が抑えられる
②腸の運動を活発にしたり、高血糖を防ぎ糖尿病を予防したりする作用がある
また、コーヒーの成分には、抗酸化作用を持つカフェインやクロロゲン酸の他にも、ヘテロサイクリックアミンなどの発がん物質に対抗する作用を持つ成分も知られているそうです。
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あれ?コーヒーいいの??
心配だったので、マイルールでコーヒーは1日1杯。あとはカフェインレスコーヒーにしていたのだけど、むしろもっと飲んでもいい?
人生は1度きり。だから思いっきり楽しむべきよ。
by ココ・シャネル