

「補充裁判員」ということは、あまり話し合いに参加することもなく、ただ聞いているだけなのかと思っていました。
しかし、私が参加した案件に限って言うならば、話し合い(評議)の場では裁判員との差異が全くありませんでした。
違っていたのは公判の場のみ。
座る位置が裁判員の後ろ(裁判員は確か裁判官らの横位置)であるということと。
公判の場での発言権がないということ。
また、判決を言い渡す際の公判では裁判員や裁判官が座る上段ではなかったこと。
それ以外は、評議・評決(刑を決めること)両方とも、裁判員と同様の扱いでした。


裁判長の男性は、ちょっとすっとぼけたような穏やかな年配の男性

映画で見るような威厳あるタイプではなく、どこにでもいそうなおじさまって雰囲気でした。
裁判官は若い男性


いろいろな説明をボードに書いて下さっていたのはほとんどこの若い男性でした。
裁判員について、おもしろいなと思ったこと。
選任手続きの場所にはスーツ姿の30代くらいの働き盛りのサラリーマン風な男性

実際選ばれた人に30代サラリーマンみたいな人は一人もいなかったのです。
中堅サラリーマンはやはり仕事の面で融通が利かない立場にいる人が多く、辞退していったのかな??
結局、選ばれた裁判員の内訳は、ほとんどの方が私より上の年代に見えました。
しかし、やっぱり何日も同じ部屋で同じ議題を話し合っていると、親しみがわいてきますね

だんだんと打ち解けて、評議室からエレベーターで公判室へ移動するときなどにちょっとした余談をするくらいになりました^^