CHOCCOLUMN ―チョッコラム― -3ページ目

Whale Watch ⅩⅦ 舞い降りる真白き羽

「ラストエグザイル—銀翼のファム—」の世界から。
Whale Watch——こちら、鯨観測員。

報告、はじめます。
「Dynamic possibilities」。

ディアンの思い。
彼女のやり場のない思いが、
痛々しく、
僕の胸深くを突いた。
そして、
軍人として、こうするしかが出来ないから
そうするんだ、と彼女の心が言っているようで、
余計に切なさが胸に広がる。

サーラの託した思い。
彼女の翼にもなったファム。
その思いは、繋いできた思いに乗って
伝えられたのだろう。

報告、終わります。

Whale Watch ⅩⅥ 道なき道を

「ラストエグザイル—銀翼のファム—」の世界から。
Whale Watch——こちら、鯨観測員。

報告、はじめます。
「Automaton」。

ワインの寓意。
そこに、
オーラン、ソリューシュ二人の何が
表されているのだろう?
それはみる人それぞれの見方で
良いんだと思う。
だから、僕がこれ以上、
このことについて言うことは
止めよう。

空族の役割。
改めてその意味を考えさせられた。
もちろん、否応なしに彼等も。
特にファムは、自身の役割についても
問われていた、戦闘の最中でも。
弾切れの弾倉を取り外したシーンは
答えを模索する彼女を象徴していて、
印象に残った。

何処までも
道は続くと
信じてる
続いておくれと飛行機雲に

報告、終わります。

Whale Watch ⅩⅤS あの暴風を越えきって

「ラストエグザイル—銀翼のファム—」の世界から。
Whale Watch——こちら、鯨観測員。

報告、はじめます。
「Second adjournment」。

ディーオの思い。
包み隠さず、正直なそれを、
アルビスに伝えていた。
そして
僕に伝わった。

同時に、
言葉にのったその思いは、
そのまま
彼等の命を繋いできた人たちの思いも、
僕らに伝えていた、

思うけれど、
皆はどうだったのだろうか?

繋いだ物語は
また
新たな物語へと繋いでゆく

僕らも
繋ぐことができると信じたい
いや、
信じよう、信じてみようよ、僕と一緒に———

報告、終わります。

Whale Watch ⅩⅤ まだ見ぬスミレの花

「ラストエグザイル—銀翼のファム—」の世界から。
Whale Watch——こちら、鯨観測員。

報告、はじめます。
「Triangulation」。

ディアンの変化。
今まで、国を護ってきた者の気持ちを
表した彼女。
ファムに対する気遣いと
ミリアに対する憎しみとが、
互いに鮮明に映し合っているようで、
戦争の悲哀を強く感じてしまった。

サーラの涙。
自身の非力を責める彼女。
その分、ひとり一人の思いを
一切抱えようとする姿が
僕の目に映った。
ファムの目には、何が映ったのだろうか——?

ルスキニアの夢。
古い女神、それは何のためなのか?
彼の笑う姿からしか、
伺い知ることはできない。

報告、終わります。

Whale Watch ⅩⅣ 黄昏の空の果て

「ラストエグザイル—銀翼のファム—」の世界から。
Whale Watch——こちら、鯨観測員。

報告、はじめます。
「Smothered mate」。

黄昏のときは、切なくなる
もう
その日が終わるんだと感じるから

黄昏のときは、勇気が湧く
かならず
夜が明けると信じているなら

黄昏のときは—————

ファムの叫ぶ声。
とても、胸に響いた。
悩みながらも、
悩み苦しむミリアと共に
前へと進もうとするファム、そしてジゼ。
彼女たちの色々な思いが空に滲んでいた。

報告、終わります。

Whale Watch ⅩⅢ 月みる心ゆれる

「ラストエグザイル—銀翼のファム—」の世界から。
Whale Watch——こちら、鯨観測員。

報告、はじめます。
「Bad move」。

瞬きせずに、月をみる
目を閉じて、月をみる
どっちを“みる”というのだろう?———

ふたつのエグザイル。
僕らはこれを、
どう捉えればいいのだろうか?
エグザイルは、何のためか?
否応なしにその問いが迫ってくる。

ディアンの“アリガトウ”の言葉。
生きている環境の違いゆえの切なさ、
何もしてあげられないつらさを、
彼女たちをみて強く感じられた。

———僕は、どっちで月をみても
いいと思うけど、
瞬きせずに、月をみてほしいんだ
そして、
目を閉じて、月をみてほしいんだ

報告、終わります。

Whale Watch ⅩⅡ 空と海の間で

「ラストエグザイル—銀翼のファム—」の世界から。
Whale Watch——こちら、鯨観測員。

報告、はじめます。
「Block」。

風は気まぐれ
人の心は流転する
でも
それは、
ぼくら人がそうさせている
ほんとの答えは、きっと僕らの中にある

北方の国グラキエスに何とか着いた
ファムたち。
色々と彼女を助けてくれる空軍のディアン。
彼女との触れ合いは、微笑ましくあるようで
痛々しくもあった。
まるで、理想と現実に心が揺れ動くように。

アデスに目をつけられた
アナトレーの鍵、アル(ビス)を
守るディーオ。
この場面は、物語において
とても示唆的もので
いくつかの視点で考えるといいと思われる。

強い風にあたると、
風が嫌いになることがあるんだ
寒い日には、なおさらだ。
でも、それを知っているから、
解っているから
風が好きになるんだ
春の風も、夏の風も、秋の風も、冬の風だって

報告、終わります。

Whale Watch ⅩⅠ 青写真に映る青空

「ラストエグザイル—銀翼のファム—」の世界から。
Whale Watch——こちら、鯨観測員。

報告、はじめます。
「Backward pawn」。

忘れない。あの瞬間の青さを—————。
今思えば、
僕はあの時、何に魅せられたのだろうか———

在りし日のアウグスタ・ファラフナーズ。
彼女の口にする言葉の端々に、
光と影を感じた。影は特に感じた。
もしかしたら、自分の最後の瞬間を予見していたのかも
知れないと感じてしまうほどに。
少なくとも、ディーオと同じ、
ギルドの血を引くアラウダ、ルスキニアの二人が
彼女のそばにいるというところに、
あらゆる謎が隠されていると確信している。

ファムの心に強く残るヴァンシップ・レース。
それを行うまでには、紆余曲折があっただろう。
そして、
そのレースにも各勢力の思惑があっただろう。
そう考えると、ルスキニアとリリアーナそれぞれの
因縁めいた出来事がさらに際立ってくる。
これらを解くには、
「銀翼のファム」の
オープニングアニメーションが
重要なヒントになると思う。

あの日は、夏でもないのに
妙に陽射し強かった、ようだ。
そんな曖昧な記憶であるほど
覚えているのはよくある話。
もしかしたら、魅せられたのは
その陽射しなのかもしれない
白い光の中にある青さが青空の正体と分かったり
白い雲が青空をさらに輝かせていると分かったり
その光が僕らと空を近づけてくれるんだと分かったり
色々なことを僕に教えてくれたから

これからは、何を教えてくれるんだろう!とても楽しみだ!
本当はね、みんなにも
教えてほしいんだ。
そして、
みんなには
気付いてほしいんだ。
そうすれば、きっと分かるはずさ、きっと—————

報告、終わります。

Whale Watch Ⅹ 雲おおき夕暮

「ラストエグザイル—銀翼のファム—」の世界から。
Whale Watch——こちら、鯨観測員。

報告、はじめます。
「Illegal move」。

日暮れでひとり、御天気観測
雲の有無で一喜一憂
まるで、世界を達観している傍観者。
僕は、
そんなつもりで空を観てきたわけじゃ、ないのにね

アナトレーのエグザイルの鍵である
アルビス・ハミルトンとの出会い。
これが何を示すのか、具体的には分からない、が、
この作品の重要なファクターである
エグザイルというものに対して、強い意味合いがあるのは
違いない。
そしてまた、その出会いが、
これからのファムたちとアル(ビス)との強い関わりを
示唆する伏線を表していると思う。

ミリアの姉であるリリアーナの言動。
僕には、彼女が抱える複雑な心理があると見えた。
特に、彼女から垣間見る顔の表情に表れていた。
その辺りから考えると、
実は、妹ミリアを何とか守りたいという思いから、
あえて、ミリアを強く突き放し、
ファムたちに託しているように思えた。思えて仕方なかった。
他にも引っ掛かる何かを感じるが、
言葉にまとめられそうにないので、
次に言葉を紡ぐエネルギーにしようと思う。

僕はそれでも、これからも、空を見続ける、見続けるんだ。
僕は信じているんだ、空の行く末を、明るい未来を。
僕は天気予報士でも、未来予報士でもないけれど、
そう言いたい気分なんだ。

報告、終わります。

Whale Watch ⅨS 言の葉に乗せて

「ラストエグザイル—銀翼のファム—」の世界から。
Whale Watch——こちら、鯨観測員。

報告、はじめます。
「First adjournment」。

この世界に生きる人達へ。

お久し振りです。ほんとうに、お久し振りです。
久し振りのはずなのに
そう感じさせないのは、
僕がこの世界が好きだからだけでは
ないのでしょう。
たぶん、あなたたちの中に、
たのしい時も、つらい時も、
一生懸命に生きている人達がいるからでしょう。
そうやって生きるのは、
簡単には
できないかも知れません、僕達の世界では。
でも、それでも、
僕らには、ある力が備わっていると信じています。
どんなに
絶望の嵐が吹き荒れても、
希望のクラウディアという動力源があると。
そして、それは
何人たりとも奪われない。
絶対に、奪うことはできないのです。
これからも、様々な困難が立ちはだかるかも
知れません。
追い風がやって来ないこともあるでしょう。
だから、あえて、だからこそ、
この言葉を贈ります、親愛を込めて。

追い風を
求めなくても大丈夫
ぼくらのこころに
小型船の影

報告、終わります。