先日、紹介した「介護の裏」

 

 

介護用品のレンタルのことも書かれていました

 

筆者の甚野さんのお父様は

介護用ベッドをレンタルできるとは知らず

25万円ほどで買ったそうです

 

介護用品はたいがいレンタルできるけれど

ひと月に使える介護点数によっては

色々と制約がありました

 

母に介護用のベッドをレンタルし始めたのは

2022年の10月です

 

 

 
それまでは、長男が使っていたベッド
寝てもらっていました
 
ベッドって椅子に比べると、低いんですよねえ
足腰が弱ってきた母は、ゆっくり座ることが出来ず
どすーーんと座るので、夜中、トイレから帰って来て
頭をぶつけていたこともあります
 
それなのに、95歳になってやっと、介護ベッドのレンタルを始めたのは
介護保険の点数の関係でした
 
母の通っていたデイサービスが職員さんを確保できないということで
木曜日がお休みになりました
それで介護の点数に余裕が出たので、ベッドをレンタルすることにしました
 
 
車椅子も点数に余裕があれば、軽いモノをレンタルできるのですが
要介護2のときは点数が足りず、重いモノを使っていました
 
一番大変なのは、たたんだ状態で車に積み込むとき・・・
デイサービスの方たちにもかなりの負担をかけていました
 
要介護3になって、点数に余裕が出たので
軽い車椅子に替えてもらいました
 
かなり重さが違います
私の腕が痛かった時、母の通院で利用したタクシーの運転手さんが
「こんなに軽いのがあるんですね!」とびっくりしていました
 
私も楽になったけれど、デイサービスの職員さんが
とても喜んでくれましたが
 
レンタル料も重いのはつき180円
軽いもは月に500円
 
つまり、業者には月に5000円が支払われている・・・ということです
 
ベッドや車いすはレンタルですが、
手すりなどをつける改修工事も介護保険でしてもらえます
 
 
 
2020年に手すりの工事をしてもらいました
 
 
最初に手すりをどこにつけるか?を見に来た業者の人
その人のプランを見て、びっくりしました
 
その人の言うとおりにしたら、廊下が手すりだらけになってしまう
廊下の両側に手すりをつけてしまったら
廊下の幅が狭くなって、今後冷蔵庫が壊れたり
大きめの家具を運び出す時などにじゃまになりそうでした
 
そもそも、そんなにたくさんの手すり、いるのか?
 
業者の人は介護保険で出来る上限の工事費を
目いっぱい使おうとしているだけじゃないか?と
疑ってしまいました
 
母が来たばかりのころに、トイレとお風呂に手すりをつけてもらっていたので
工事費が半分しか残っていない(伝えていたんだけど・・・)ことに
気づいて、手すりは半分に減りました
 
取り付けた位置もねじを打ち込めるところ・・・という制約があるので
実際に母がつかまりたい場所につけたわけじゃなかったんです
 
母の部屋からリビングの入口まで
8本も手すりをつけましたが
実際に使っていたのは4本ぐらいでした
 
 
 
母が施設に入っても、手すりは残っています
母が居るときから、全然使っていなかった玄関わきの手すりには
当時も今もアルコールスプレーが載せてあります
 
 
これを見るたびに、複雑な気分になります
 
きっと、うち以外にも
こんな風に使われない手すりがいっぱい取り付けられていたんだろうなあ・・・