「まだね、
検査結果が出てないのがあるから
もう少し待っててねニッコリ」
うん、オッケ~
(実際は、「はい」と返事)
しばらくして、
「旦那さんも一緒にどうぞ~」
と診察室へ
血液検査も尿検査も
心電図も大丈夫
腹部と胸部レントゲン
「···脊椎曲がってるね」
「曲がってるのは全然問題ない。
けど···硬膜外麻酔打ちにくいかもね」
ぇ?マジで?
MRIの画像を見せながら
「レルミナを飲んで少~し
小さくなってるけど···
そんなに小さくなってない感じ」
あたしが、「えー?」と驚くと
「13cmがね···うーん、
こんなかなぁ?あはは」
ぇ?先生、笑うとこ?
およそ、11cm位みたいです(先生の想像)
てか、2cm位しか小さくなってないんかぁい
「とりあえず、
腹腔鏡でやってみる予定
お腹には、4つ穴開けます
大体5ミリの穴(持っているボールペンの先を
見せながら)これくらいの穴ね?
ぶっちゃけ、へその穴が1番痛いと思う。
あとね、大きい筋腫が骨盤の奥の方にあるから
結構大変な手術になりそう
5ミリの穴に機械入れて
チマチマ切ったり焼いたり進めていくから
時間も大体2.5~3.5時間位
消毒や麻酔やナンヤカンヤも入れたら
もうちょっとかかるかな~?
あまりにも、ダメそうなら
開腹になっちゃうかも
もし開腹になっちゃったらごめんね」
痛いのは、やだな~
「あと、卵巣なんだけど···どうするか
絶対残したいって人もいるし、
本人の希望で決めてもらってるんだけど···
私は、取ってしまった方がいいと思う」
「···前の先生には、
開けてみてからだけど
特に問題無ければ卵巣は残すって
聞いてたんですが···」
「うん。◯◯さんのお母さんの病歴のね
乳がんと大腸がんとすい臓がんがすごい気になる。
乳がんと卵巣は、関係しているから···
それに、残したとして
その後の卵巣の検査のしようがないんだよね。
がんだってわからないまま、
かなり悪くなってから
実は卵巣がんがあったなんて事もありえるし
そうなってからの手術が、
まぁ~大変」
ぇ?マジか···どうしよ~悩む
すると、静かに聞いていたやっちんが
発言しました
「取った方がいいんじゃない?
何を悩む必要があるの?」
「···う~ん」