昨晩
NHKのBSで放送されていた
「天才ピアニスト 空白の10年を超えて 」
視聴しました。
ロシアのピアニスト、
ブーニンさんが9年前左肩の病気で
左手が不自由になりながらも、
リバビリを続け再起しようとした矢先、
転倒により足を骨折され
持病の糖尿病により患部が悪化、
医師からは切断を勧められたそうですが、
一生涯自分の足でペダルを
踏むことを貫きたいブーニンさんは
切断を拒否されながらも再起され、
去年2023年から国内の
リサイタルツアーで復帰されたようで、
その模様を番組で放送していました。
ブーニンさんで印象深いのが
19歳でショパンコンクールで優勝し
日本でも大注目され人気も高く
私もその時から彼のことを知りました。
正に音楽の貴公子で
若干19歳とは思えない
落ち着いた風貌
そしてなんといっても
「猫のワルツ」といわれるワルツ4番が
印象的で
正しく猫の目のように目まぐるしいテンポ
鮮やかで繊細な音色に
すっかり魅了されたのを覚えています
当時のセンセーショナルな報道もあってか?
クラシック音楽の敷居も低くなったのでは
ないでしょうか、
その後、
演奏活動の傍ら、
洗足学園音大でも教鞭をとっていらして
日本の大学で教鞭を⁉️
と驚きまして
日本びいきにして下さって
いるのかな?という
能天気な認識しかなかったのですが
昨日の番組を観て、
ショパンコンクールから
僅か3年後にお母様とともに
ドイツへ亡命され、
お身体が不自由になる程の
ご病気で演奏活動から遠ざかって
いらしたことに驚きました。。
ご病気の背景には
やはり亡命に至るまでの心労や
お母様の死が更に追い打ちをかけて
発症されたとも言われています。
切ない…
しかも、
復帰を目の前にしていた矢先の
転倒事故は、
どんなに絶望的だったことか…
番組ではそんなブーニンさんを
陰ながら支える奥様の姿も映されて
いました。
番組最後に↓彼の言葉が心に響きました。
技術的に完璧でなくてもいい
人に感動を与えられる
美しい演奏がしたい
テクニックで感動を与えることは
出来ないんですよね。
最後は「心」なんです❤️
技術的に…とか
最近曲を覚えて辛くなった
なんて嘆いてた自分がお恥ずかしい🫣
嘆いてる場合じゃないです。
彼の言葉に少しでも
近づく演奏を目指したい!!
今日は外反母趾治療のための
ゆるかかと歩きの治療の日でした。
こちらも中々一進一退の感覚ですが、
正しい歩き方や足の使い方が
だんだん分かってきまして、
継続は力だということを
実感出来た今回の治療でした。
帰り道のランチ
ブログもここで書きましたよ
良い休日をお過ごしください☕️
佐藤幸子