赤ちゃんを授かるヒント、第9回目は「妊娠とサプリメント③」です。

今回は「マカ」を取り上げます。

マカは南米ペルーに植生するアブラナ科で外見がカブに似ています。

サプリメントはその成分を抽出したものです。

インターネットや雑誌などで不妊に効くという話がたくさん出てきて、飲んでおられる方もおられるのでは。

マカに含まれる成分としては

カルシウム



亜鉛

ビタミンB群

アミノ酸

脂肪酸

グルコシノレート

など多岐にわたります。


さて、では妊娠することに関してマカはどう関係するのか?

いくつか販売されている「マカ」サプリメントの効果説明を見てみると、

①女性ホルモンに似たような物質が入っていてその代わりをする。

②脳にある下垂体という場所を刺激してホルモン分泌を促す。

その結果、ホルモンバランスが整い妊娠しやすくなる。

ということのようです。

しかしながら、上記のような効果を科学的に証明する証拠は乏しいようです。

ですから、残念ながら効果がある(あるいはない)とははっきりとはいえません。

ただ、含まれている成分の中で亜鉛や鉄といったミネラルは、妊娠前後に不足するといけませんのでよいとは思います。

漢方薬で使われる「人参」は滋養強壮によいといわれ、前に述べたように東洋医学でいう「脾虚」の状態の時によく使われます。

マカはアンデスの人参とも言われるそうです。

はっきり断言はできませんが、漢方薬のようにうまく体の状態に合えば大きな変化があるかもしれません。

以上、今回はマカについてお話してきました。

マカについて気になる方は参考にしていただけたら幸いです。

次回は「鉄」を取り上げたいと思います。


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赤ちゃんを授かるヒント、第8回目は「妊娠とサプリメント②」です。

今回は「亜鉛」を取り上げます。

亜鉛は人間にとって必須のミネラルの1つで、体の中に存在する「酵素」の材料になります。

この酵素の中には細胞の遺伝物質を合成する際に働くものがあり、その酵素がないと細胞分裂がうまくできません。

ということは前回の葉酸とおなじく、不足した場合には

①受精卵が胎児になるまでの過程への影響

②子宮内膜が十分に厚くならない

という可能性があるということです。

※詳しくは前回 を参照してください。

葉酸も亜鉛も妊娠を計画中、あるいは妊娠中に不足しがちであるためサプリメントで補うとよいといわれています。

ちなみに、亜鉛の1日推奨摂取量は

成人男性11mg

成人女性 8mg

妊婦   11mg

授乳婦  12mg

平成21年の国民健康・栄養調査では通常の食品から、男性は平均8.8mg 、女性は平均7.3mg 摂取しているそうです。

ですから、多くの人は不足分をサプリメントか意識的に亜鉛を多く含む食材を食べることで摂取する必要があるかもしれません。

亜鉛を多く含む食材としては、ごま・アーモンド・ココア・牡蠣・あわび・チーズなどです。

ただ、葉酸にくらべ過剰摂取時に健康に害を及ぼすリスクが高いので、特にサプリメントで摂取する際にはとり過ぎに注意しましょう。

以上、今回は亜鉛についてお話してきました。

亜鉛について気になる方は参考にしていただけたら幸いです。

次回は「マカ」を取り上げたいと思います。


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赤ちゃんを授かるヒント、第7回目は「妊娠とサプリメント①」です。

妊娠するのによいといわれているサプリメントをこれから数回にわたって取り上げていきたいと思います。

今回は「葉酸」です。

葉酸はビタミンB群に含まれます。

つまりビタミンBの1種。

名前が葉酸なのでわかりにくいですよね。

最初にほうれん草の葉っぱから発見されたのでこの名前がつきました。


では葉酸の役割とは何か?

簡単に言うと、細胞分裂するときに遺伝子(DNA)も複製されるのですがその過程で不可欠な物質です。

細胞分裂は人間の体中で毎日行われています。

いわゆる「新陳代謝」、つまり古い細胞が廃棄され、新しい細胞が取って代わるという現象の一環です。

葉酸はこの新陳代謝など細胞分裂を行うために必要なのです。


葉酸が不足すると妊娠するのにどういう影響があるのか?

葉酸が不足すると細胞分裂がうまくできなくなります。

妊娠するためには受精卵が分割して着床できる形(胚盤胞)にならなければいけません。

この「受精卵の分割」そのものが細胞分裂なのです。

着床後も胚盤胞が細胞分裂を続けて胎児になるわけですから、その過程でずっと葉酸が必要になります。

また一方で、子宮の内膜(粘膜)の厚みが厚くならないと胚盤胞まで変化できても着床が難しくなります。

この内膜も活発な細胞分裂によって厚くなるのです。

つまり、葉酸が不足すると

①受精卵が胎児になるまでの過程への影響

②子宮内膜が十分に厚くならない

という可能性があるということです。

それから葉酸は赤血球の生産にも重要で不足すると貧血となります。

貧血はやはり妊娠にとってよくありませんのでその面でも葉酸不足は影響があります。


1日に葉酸はどのくらいの量必要か?

通常の成人であれば1日200μg(マイクログラム)です。

しかし妊娠を計画している、あるいは妊娠中の場合は1日400μg必要といわれています。

つまりお母さんと赤ちゃん2人分ですね。

ある調査では、20~30代女性の1日の葉酸摂取量の平均は300μgに満たないそうです。

なので、やはり妊娠のための必要量をとろうとするとサプリメントが必要になるかもしれません。

もちろん意識的に食べ物から葉酸を摂取するという方法もあります。

その場合、レバー・緑黄色野菜・大豆・海草など葉酸を多く含んでいる食べ物を多く食べるとよいでしょう。


以上、今回は葉酸についてお話してきました。

葉酸について気になる方は参考にしていただけたら幸いです。

次回は「亜鉛」を取り上げたいと思います。


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