赤ちゃんを授かるヒント、第12回目は「なかなか妊娠しない方がやっておくべき検査」です。

普通に夫婦生活を送っていてもなかなか赤ちゃんができない・・

そんなときは一度婦人科で、そのまま夫婦生活を続けて赤ちゃんができるかどうか調べてもらってください。

もしかすると、どれだけ夫婦生活を送ってもそのままでは妊娠できない原因があるかも知れないからです。

妊娠できない理由は、卵巣(排卵)・卵管・子宮といった女性側の臓器に問題がある場合や男性の精巣(精子)に問題がある場合があります。

検査の結果問題がなければ良いのですが、問題があった場合は適切な処置を行わないといつまでたっても妊娠できません。

ですから、夫婦生活だけで自然妊娠を希望される方であっても、年齢にもよりますが1年以上妊娠しない場合は検査は受けたほうがよいと思います。

ではどんな検査を受ければよいか?

最低限次の4つを受けることをおすすめします。

①子宮卵管造影検査もしくは通水検査

②排卵しているかどうかの検査

③ヒューナーテスト

④ご主人の精液検査

①子宮卵管造影検査もしくは通水検査は卵管という卵子や精子が通る管がちゃんと通れるようになっているかの検査です。

卵管は左右1本ずつありますが、両方とも癒着したりしてちゃんと通ってなければいくら性交渉を持っても精子と卵子が出会いませんので妊娠しません。

②排卵しているかどうかの検査をして排卵していなければ、やはり何らかの形で排卵を起こしてやらないと妊娠できません。

③ヒューナーテストは、性交渉を持った後12時間以内に婦人科へいって「子宮頚管粘液」という子宮の入り口にある粘液を採取して調べるテストです。

その子宮頚管粘液の中にどのくらい精子がいるか、精子の状態はよいかを顕微鏡で観察します。

この結果が良くないと、精子が卵子のところまでたどり着けないのでやはり対処する必要があります。

④ご主人の精液検査は、上記のヒューナーテストで結果が良好ならすぐに行う必要はないかもしれません。

ご主人の精液の中の精子を観察し、運動率や奇形率を調べるものです。

これら4つの検査で異常がなければ、ひとまず何らかの処置をする必要はないです。

しかし、こうした検査で問題がないにもかかわらずいつまでたっても妊娠しない場合は、さらに精密な検査を行いほかに妊娠できない原因がないか調べることに。

いずれにしても、自然妊娠を希望される場合でもなかなか妊娠しないときは、これらの検査をしてそのままで妊娠できるのかどうかを確認したほうがよいと思います。

以上、今回は自然妊娠希望の方がやっておくべき検査についてお話しました。

次回は「妊娠と鍼灸」についてお話したいと思います。


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赤ちゃんを授かるヒント、第11回目は「妊娠とサプリメント⑤」です。

今回は「ビタミンE」を取り上げます。

ビタミンEは脂溶性で酸化防止作用があり、体内でフリーラジカルによるダ メージから細胞を守るのを助けます。


※フリーラジカルとは、、摂取した食物が体内でエネルギーに変わる時に形成される化合物で、強い酸化作用をもちます。


免疫機能を高め、体内に侵入してくる細菌やウイルスを撃退するためにもビタミンEは必要です。


また、血管拡張を促し、血管内で血液が凝固するのを防ぎます。


身体の細胞が互いに連携し、多くの重要な機能を果たす際にもビタミンEは使われます。



では、「妊娠すること」とビタミンEとの関係は?

上記のように血管拡張による血流増加と酸化防止による血管壁の強度維持が期待できますので、結果として骨盤内臓器の血流がよくなります。

骨盤内臓器には、子宮・卵巣など妊娠に関係する臓器の大部分が入りますが

①子宮の血流がよくなり内膜の生育状況がよくなる

②卵巣の血流がよくなり、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌がよくなる

という影響が考えられます。


ビタミンEの1日の必要摂取量は男女とも成人(20歳以上)で15mg。

国民健康栄養調査では食物からのみの摂取で8.3mgくらいですので、この必要摂取量をとれていない方が多いと考えられます。

また卵巣の専門学術誌の記事で、人工授精治療周期におけるビタミンE400mg摂取で、摂取ない場合より子宮内膜の厚みが厚くなったっという報告もあるようです。

ですのでサプリメントの中には高用量のビタミンEを含んでいるものもあります。

ただし、ビタミンEは過剰にとることによって、出血リスク(切り傷や怪我を負った際、血液凝固能が低下するため)や脳内の重篤な出血リスクを増大させる可能性があるので要注意。

1日の上限量は、天然由来でないビタミンEでは約700mgです。

食物から摂取する分には大丈夫ですが、サプリメントで摂取する方は気をつけていただきたいですね。

以上、今回はビタミンEについてお話してきました。

ビタミンEについて気になる方は参考にしていただけたら幸いです。

次回は「自然妊娠希望の方がやっておくべき検査」についてお話したいと思います。


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赤ちゃんを授かるヒント、第10回目は「妊娠とサプリメント④」です。

今回は「鉄」を取り上げます。

鉄は血液の中の赤血球に含まれる「ヘモグロビン」を作るのに不可欠な成分です。

ヘモグロビンは酸素を運搬する役割をしていますから、鉄が欠乏すると細胞に十分な酸素が供給されず、疲労や作業能率の低下、免疫力の低下を生じることがあります。

また鉄は細胞の成長や分化の調節にも重要な役割を果たしていて、その不足は妊娠にとっても影響を及ぼす可能性があります。


では1日にどれくらいの鉄をとればいいのでしょうか?

厚労省発表の一日の推奨摂取量は、20代~30代の月経ありの女性では10.5~11mg。

一方で国民健康栄養調査では、その年頃の女性は推奨量の60%程度しかとれていないことがわかりました。

つまり、多くの20代~30代女性は鉄不足ということに。

そこでサプリメントが出てくるわけです。

食物の中に含まれる鉄の中には吸収しにくい形のものもあり、サプリメントで補うほうが効率的というわけです。

確かに一理ありますが、一方で適切な量を超えた摂取はリスクもあります。

具体的には、肝臓や心臓に過剰に摂取された鉄が蓄積し障害を引き起こすリスクがあるといわれています。

鉄欠乏性貧血など、明らかな鉄不足による問題がある場合は医師の指導の下に鉄を補うことは大事ですが、そうでない場合の自己判断による摂取には注意が必要です。

そもそも自分に鉄が足りてるのか足りていないのかがわからなければ、正しい判断ができませんよね。

また足りていないとして、どのくらい補うのがよいのかも重要です。

もしサプリメントで鉄の摂取をお考えのときには、そのあたりをよく見極める必要があります。

以上、今回は鉄についてお話してきました。

鉄について気になる方は参考にしていただけたら幸いです。

次回は「ビタミンE」を取り上げたいと思います。


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