赤ちゃんを授かるヒント、第21回目は「妊娠とツボ」です。

鍼灸は体中にあるツボを必要に応じて選択し
はりやお灸で刺激することで体に変化を起こします。

ですから、どのようなときにどのツボを使うのかを
学校でも勉強しますし、日常の臨床の中でも考察しています。

ところで、ツボというのは「気」の流れる道の途中にあります。

以前にもお話しましたが、東洋医学では体をうまく動かすために
人間の体には目に見えない「気(き)」がつねに巡っていると考えます。

この気の巡る道は、人それぞれ場所が微妙に違っていて
その道を「経絡」と呼びます。

つまりツボは経絡の途中にある点ということになります。


経絡は全部で12本あり、妊娠に関する重要な経絡は主に3本です。

ですから、妊娠しやすい体を作るために選択されるツボは
基本的にはこの3本の経絡上にあるツボになります。

今回はその3本の経絡上にあって、妊娠しやすい体作りに選択される
大事なツボを紹介していきたいと思います

1.血海(けっかい)
脾臓に関係する経絡上にあるツボ。
読んで字のごとく、血液に関係するツボです。
月経周期でいうと生理の時によく使います。
場所はいわゆる「膝のお皿」の内側の線を延長して
指3本分上にあがったところにあります。

2.曲泉(きょくせん)
肝臓に関係する経絡上にあるツボ。
卵子を育み排卵する前の時期に使います。
膝の内側の関節の境目の線上で中央やや後にあります。

3.照海(しょうかい)
腎臓に関係する経絡上にあるツボ。
卵子が受精して子宮に着床する時期に使います。
足の内くるぶしのすぐ下中央にあります。

このように、妊娠に関係するツボは
脾臓・肝臓・腎臓に関係する3本の経絡上にあります。

セルフケアとして、これらのツボを活用するには
市販のお灸を行うか、あるいはツボを指で押さえる(指圧する)のが良いと思います。

自分でやる時は、押さえて痛かったり気持ちよかったりする場所を
ツボと考えていただいて結構だと思います。

ただ、ツボの位置は人によって微妙に異なるため
正確に見つけるには知識と経験が必要となります。

このあたりは鍼灸師が専門ですね^^

ツボの場所をきちんと捉えられるかで効果も変わってきますので
ここは一生をかけて感覚を磨き続けなければいけません。

鍼灸の難しいところでもあり、面白いところでもありますね。


以上、今回は「妊娠とツボ」についてお話してきました。


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赤ちゃんを授かるヒント、第20回目は「妊娠と運動」です。

運動するのと運動しないのとどちらが妊娠にとってよいのか。

これはやはり運動したほうが、特に排卵性不妊の予防するという意味でよいといえます。

運動すると、筋肉に血液の中から糖を吸収しやすくなります。

逆に運動しないと、いくらインスリンというホルモンが分泌されてもなかなか筋肉やその他の組織に糖が吸収されなくなるのです。

これを「インスリン抵抗性」といいます。

このような状態では、体はなんとか糖を吸収させようとしてさらにインスリンを分泌しようとします。

ですから運動不足は、高血糖とインスリンの分泌増加を引き起こします。

血液の中のインスリン増加は結果として男性ホルモン値を上昇させ、女性の場合排卵障害を引き起こしやすくなるのです。

つまり適度な運動はインスリンの分泌を適切にさせ、順調に排卵させることにつながるということになります。

では、「適度な運動」とはどのくらいのものなのか。

基本的には運動に伴う消費カロリーで計算します。

1週間に2000キロカロリーが目安です

仮に毎日1回運動すると、週に7回。

2000キロカロリーを7で割ると約286キロカロリーになります。

体重70キロの人が早めのウォーキングを30分すると135キロカロリー消費するといわれています。

ですからだいたい1時間くらいウォーキングをすると目標の消費カロリーに近くなる計算です。

もちろんもっと短時間で済ませたいということであれば、ジョギングのようにより時間あたりの消費カロリーが大きいものにすればOK。

このような運動をすれば、排卵性不妊を予防しより妊娠しやすい体になります。

ただ、運動は続けなければ効果がありません。

ダイエットと同じで最初から無理をせず、徐々に目標に近づくようにやっていくのがよいと思います。


以上、今回は「妊娠と運動」についてお話しました。

次回は「妊娠とツボ」についてお話したいと思います。


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赤ちゃんを授かるヒント、第19回目は「妊娠によいダイエット法」です。

前回は妊娠と体重についてお話しました。

その中で、やせすぎも良くないが太りすぎも良くないと。

では、現在太りすぎのグループに入っている人はどのように妊娠に適した体重にするのか。

それを今回はお話したいと思います。

まずは自分の体重からBMIを計算してください。

BMIは体重(kg)÷身長(m)の2乗で求められる値です。

この計算式で出た数字が20~24の中に入っていれば妊娠に適した体重といえます。

25以上なら減量したほうが良いということです。

減量すなわちダイエットは、基本的にお好きなやりかたで継続的に行えばよいのですが多くの場合挫折しがちです。

ですので今回は、妊娠のためによいダイエット法の例をお話したいと思います。

これじゃなきゃダメというのではなく、こういう方法もあるというくらいにとらえてください。

基本的な考え方は、当たり前ですが「自分が1日に消費するカロリー以上のカロリーを飲食物で摂取しない」ということです。

そしてもうひとつは、今まで挙げてきたような妊娠に良い栄養素はきちんととるということ。

そのためには、空腹感をコントロールしつつ栄養素を理解して食べ物の種類を選ぶ必要があります。

以下具体的な方法を列挙します。

1.起きてから2時間以内に栄養バランスの良い朝食をとる。

2.1日に少なくとも7種類の野菜を食べる。

3.1日2~3回果物を食べる。

4.炭水化物は精製していない小麦・米(玄米)からとる。

5.食事には必ずタンパク質、できれば植物性タンパク質をとる。

6.健康的な脂質をとり、マーガリン・ショートニングの入ったお菓子は取らないようにする。

7.甘いものはすべてやめる必要はなく2日に1回くらいはOK

8.1日に少なくとも1リットルの水を飲む

9.夕食後は何も食べない。

上記2.~6.と8.は前々回までの話になぜそうするのか理由が書いてありますのでそちらを参照してください。

1.は空腹感のコントロールと必要なエネルギー摂取のために大切です。

人間は、活動して血中の糖が少なくなると肝臓にためていた糖を血液に放出します。

そのとき人間は「空腹感」を感じるのです。

ですから、朝起きて何も食べずに活動しているとお昼ご飯の前に空腹感が強くなり間食や昼食のいわゆる「ドカ食い」が起こりやすくなります。

結果摂取カロリーの過剰が起こりやすくなるため、ダイエットには良くありません。

ですから、良い朝食はエネルギー・栄養素の補給だけでなくカロリーの過剰摂取防止にも働きダイエットによいということになります。

7.はやはり長くダイエットを続けるためには必要です。

あまりに制限が厳しすぎると、いくらよいとわかっていても長続きしません。

9.はもう説明するまでもなく、寝る前のカロリー摂取は体重増加の強力な要因となります。

以上、すでにお話してきた栄養のとり方のまとめ的な話になってしまいましたが、できればこのような食事の仕方が理想的です。

しかし「いきなりこんなのムリだ~」と思った方は、無理をしてこのとおりにする必要はありません。

要するにまずは消費カロリー以上のカロリーを摂取しないようにすることが減量の基本ですので、自分生活を振り返ってみてカロリーの高い飲食物を1つか2つやめてみることから始めてみましょう。

一番多くの方がやれそうなことは、加糖された清涼飲料水いわゆる「ジュース」をお茶かお水に変える、です。

これだけでもずいぶんカロリーが違いますのでやってみてください。

慣れてきたら次はスナック・お菓子を減らす・やめるですね。

続けることが大事ですから、できる範囲で徐々に慣れていきましょう。


以上、今回は「妊娠によいダイエット法」についてお話しました。

次回は「妊娠と運動」についてお話したいと思います。


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