アマヤドリ -56ページ目

無題

いまわたしはとっても苦しい。
ほんとうにわたしが望む以上に遣り遂げられるのか、そんな不安がきっとからだのなかを駆け巡って鼓動ばかりを大きくさせる。

でもこれも受け入れようと思う。
こころの揺れを全部、のみこんで、ためしてやろうと思う。

なるべくたくさんの風景や感情や、不思議だったこと、ずれやそぐうこと、
ぜんぶ。

それしかない気がする。

生身


明日から本番。

長年私たちのカンパニーを見てくださっているスタッフの方が最後の稽古を観にきてくれて、ひとことをくれた。
それはかたちは違えどいつも頂くことばだ。
きれいなだけじゃなくて、悪意みたいなものもあっていいんじゃない?

自分の中の混沌や相反するもの、矛盾やほどけない黒い毛糸みたいなものも、いいよそこに居て、と認めることにだんだん自覚的になってきているつもりなんだけどもしかしたらまだそこが足りずに、生身、に見えないのだろうか。
どこか取り繕っていて、見えてくるのが表面的な輝きにすぎないのだろうか。

どんどん俯いて踊るようになっている。
昔は楽しいばかりで、光ばかり求めていたから顎しか見えない!と注意されるくらい光を浴びて踊りたがった。
でも今は、記憶をたどろうとすると視線がぶれ、遠くからだのなかを見つめようとするように、閉ざした瞳のまま踊ってしまう。
それがいけないわけではない。元気がなくてうつむいているわけでもないし、だいたい、そこに元気はなくったっていいんだ。けれどそんな単純なことではいけないとも思うし、俯いてしまうのにはほかにも理由がある、と考えるとことばにする気力が失せたりもする。

深海にいるみたいだ。

今日ゲネプロでその場所に行って光を浴び、空間とそこに流れるときを感じる。
どう存在したいのか、…もしかしたら苦しんだ軌跡が乗るかもしれないし、水面のひかりに誘われてこの瞳がひらくかもしれない。


どうなるかな。
とてもどきどきする。

どうか、何ものかを見つけられますように。

***

ラ・ダンス・コントラステ
『En Suite/La rue×ラリュ』
4/8(火)19時開演
4/9(水)15時/19時開演
(全3公演)
@池袋芸術劇場 小ホール1
チケット:4000円

***

決定のあと



元・東横線の桜木町駅の改札。
今はほこりだらけのこんな、会議机が並べられています。

誰がどんな話をここでして、
どんなふうに話が打ち切られたのか、
わからない。

けれどときはずっと進行している。

つづく森



とっくに過ぎ去った時間の中に身を置いていると

まるでわたしまで、

だれかがみている夢みたいなきもちに

なってしまう

ぼくのこいぬ





もしかしたらおばあちゃん犬かもしれない。

だいじにだいじに、歩調を合わせて歩いていた。