アマヤドリ -277ページ目

フィルター

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月を見失った狼みたいだ。
いまのわたし。
こんなにも…

…ううん。やめる。なにも似た言葉はない。
当てはめてしまったら薄れてしまう。


でもわかってるんだ。
今がゼロになりどきだってこと。
踊りも、優しさも、吸い込む空気も、見つめるべきものも。


全部が愛しくて、
あんまりにも愛しいからさみしくなる。
こころはちぐはぐがすきだな。
そしてそんなさみしさも愛そうとおもう。




だけど
訊くことを許して。

梯子にもたれて

どんなに惨めな風景も、懐かしく思えることがある…ような気がする。
時間はやさしくて残酷。
たぶんちゃんと自分を偽らずにいられたら。
自分に言い訳をせずに腹の底にちからを据えられたら。

これでいい、なんて思ったことはない。いつも迷うばかり。でもそこでおろおろしてしまったら。信じることをやめ続けてしまったら。心から沸き上がる何かには気付けない。
上っ面の音だけ聴かないで。
ほら、こんなに分厚い層がそこにはあって、ちゃん耳を澄ませばびっくりするはず。
聞こえてなかったでしょう。
その色を、温度を、からだのほんの薄皮だけで感じるなんてもったいない。

ときにはただ体中に響かせて。
ときにはその繊細な針でたどって。
マチガイなんかない。

だから。
だから難しい。

だから私はどこにでも泳いで行ける。そこは空かもしれない。

ちゃんと誤魔化さないでいられたら。
途中までのばした手をやさしくおろすのも時間だし、耳を塞いで逃げるわたしのこの心臓を鷲掴みにするのも、このやさしいじかんなのだ。


彷徨ってる。
似ているものを並べるしかないのならば、
なにもいらないから。

金木犀の思い出

金木犀といえば。

台風がきそうなある日を思い出す。


私は何だかとっても淋しくて、こいびとはぐっすりと眠っていて、ひとりかさを持って外にでかけたのだった。

金木犀のかおりにつられてぬかるみを越えてゆくとそこには一面、蛍光オレンジのペンキを流したかのような場所があった。
雨ではなびらが落ちているのだ。

とにかく私はその樹のそばにいきたくてオレンジのじゅうたんを踏み、そのかおりを見上げた。
空の近くでは大きな樹がぐらぐら揺れていて、雨と風邪に吹かれた星型の花びらはぽたんぽたんと傘に落ちてくる。
そのシルエットが可愛くて、金木犀のかおりが強くって、そして塀に住み着いてる苔の世界に魅せられて。
いつまでもそこにいられる気がした。

一時間くらいそうしていたのかもしれない。


部屋に帰るとこいびとは私の外出に気付いていなくってまだまだぐうぐう寝ていた。
気付いてほしいことになんにも気付いてくれないこいびとなのだ。

そうして目覚めると私がつけたぬかるみの泥のことで私を叱り、それから冷たくなった私のそばにいてくれたとおもう。


あまりにも強いおもいや感情は、ときおり私を子供にする。





TRACKBACK

mfaさん の詩は雰囲気が素敵。

ブログあんさん のところで衝撃の事実が! 

 日本には”金木犀は雄雌異株で日本には雄株だけ”だとのこと。

 まったく知りませんでした。

 ・・・ということは、これ以上増えないの?

 そういうことではない?

 ああ、謎だわ。←この謎にはブログ庵さんがコメントでこたえてくれました!ありがとうございます

でっかい壁と、でっかい決意

リハーサルにて。

今日初めて名指しで大きな注意を受けた。
すごく根本的なこと。
しかも自分ではそれをわかった上で、でも自分はこうしたい…というこだわりで踊っているつもりだった部分。
それを注意されて、ややへこんでいた。
分からずやっていたことならへこまないけれど自分の良さだと信じていたところだったから。

自分にまだそういう目が育っていないこと、できているつもりになっていたことが少なからずショックだった。周りのみんなはたくさんの経験の中でちゃんと培ってきたことが私にはまだできていない。
うん、そう。きっとその通り、図星の部分だったからへこむのだ。


私だけバレリーナじゃない。

でも多分そんなの大きな問題じゃない。
見せ方や間のとり方、リズムのとり方は本当に違うけれど。でもそれが間違っているわけでも逆に正しいわけでもない。作品の色を乱して良いわけじゃない。でもダンサーとして埋没するわけにはいかない。
勿論演出家の感性に近づくことも大切だし、でも良い意味で裏切ることも作品にとっては大切なのだ。特にそれを求めてくれている演出家だから。

そのせめぎあいの中で、私にはまだできることがある。成長できる部分がある。だから注意をくれたのだ。今のこの時期に。
この個性を殺せという意味じゃない。だからってここであぐらをかいてはいけない。
気付かせてもらえてよかった。
へこんだけどねー!
でもそんなへこみは大歓迎の覚悟だから。


周りの、経験豊富なみんなの良さをもっともっと盗もう。
まだ3週間近くある。今打ち壊してみてもたぶん間に合う。私の良さは死ぬわけじゃない。
演出家の要求を満たせるように、自分のこれ以上を探れるように頑張ってみなければ。絶対そこには私に欠けている部分があるのだし、それを手に入れられたらきっともう一段階ステップアップして咲けるのだ。うん、そう信じる。

立ち直りが早いな~!(もっと反省しろ、という意見もある)
それというのもAちゃんの存在とアトバイスがあったからなんだけど。
私の踊りを私以上に知っていて信じてくれているAちゃん。
本番ではあなたをびっくりさせるような踊りをするよ。約束する。

頑張るぞ~!

噴火と疾走

火山噴火の夢。

会社の人たちと一緒に橋の上から何かを見物しようとしている。
たぶん場所は中野あたりの設定。
雨が降っていて事務所の一番お姉さんと一緒に傘をさしている。

後ろを降り仰ぐと分厚い鼠色の雲の隙間から時折火花が散っている。雷が起こる前の放電だ、と思う。
雲が怪しいね、と話していて私は「あの下に火山口があるんですよね」と言う。何故かそう言ってから大きな火山口があることに気付く。

火花と雲の様子がおかしくなってきたので「噴火しちゃったらどうしよう」と話した途端火山は噴火。
私はこっちだよ!と一目散に逃げる。火山を背にして精一杯走り、ふと後ろを振り向くと誰もいない。私は一人で逃げてきてしまったのだ。
でももうみんなも助かる方向に逃げたと思うしかなかった。とにかく逃げる。

途中事務所の所長がふらふらと自転車でどこに逃げればいいのか迷っているのを見つけた。
私は自転車を奪い「早く後ろに乗って!」と所長を乗せ疾走。曲がり角とかヘアピンカーブのところが何故か多く、車にもぶつかるすれすれ。
事務所では猫を被っているのに(というか当たり前に礼儀正しくしてるだけだけど)もうそれをかなぐり捨てて男のよう逞しかった。

自転車に乗りながら所長が自分は事務所で嫌われているのではないかと洩らす。
私はまた男みたいに、なにを気弱なこと言ってるんだ!所長なんて嫌われてなんぼだ!みたいな変な励ましをする。でも最後に誰も所長の悪口なんかいわない、みんな所長の苦労が分からないような人たちじゃないですよ、とフォローもする。

何故かその頃には新宿あたりを走っていて誰かにお届けものをすることが目的になっている。


しかしあれだけ逃げても全然疲れなかったな。