名づけえぬ
ほんとう、と、のぞみ、の間には
奇妙に空間の隙間がある。
隙間にはわりと素敵なものがいっぱい詰まっていて、
甘い。
あまくてやさしい。
そこでは陶器のような質感の、
みどりや肌色や金色の混じったひかりを
私は放つ。
知ってる。
ずっと知っていたけれど、
それもいいものなんだ。
それも平気なんだ。
目をきらきらさせて
色の、
ない、
と思わせるほどの輝きを放った、
そういう
そういう部屋に、
私のいやなあれが、
同居するはずないなんて、
そんな。
七変化するのでもない。
色んな部分、なのでもない。
それは
お隣どうし溶け合って
同時にここにいる。
ほんとう、と、のぞみ、のあいだに
空間があるのは私がただ差異を見出したいだけで
実際には
私はその幅をとびこえてすべてで生きてる。
サッカーカフェ、くらげを通してみたような朝の光
昨日は日本VSオーストラリア。
意気込んでたのに会社の飲み会が思ったより長く(2時間コースじゃなかったの~??)、友達との待ち合わせ店についたのはもう試合が終わってから。
でも、その前に小道に見つけたお店がオープンになってて、道にたくさん人がたまって応援をしていたのでそこで残り20分くらいを見ることはできた。
若者は楽しいなあ。
ちゃんと空気に乗って楽しむことができる。
なんだろ、この一体感。
ひとときの、ここだけの。
だから生ものはいいんだよなあ。
でも日本が3点目を入れられた途端、ほとんどの人がああ、と言ってがっかり、去っていってしまった。
お店の中の人もしいんと座っちゃって。
すごく盛り上げてたカップルがいたんだけど、ぶうんとバイクで走っていっちゃったし。
まあ、そりゃあそうか。
残念な試合だった。
友達と合流して、しばし寂しくなったお店で残念無念さを話す。
それから、もう帰れないからビリヤード。
ビリヤード、なかなかこれ以上上達を見せないなあ。
それから初めてダーツをやった。なかなか面白い。もっと色んなルールを知りたい。
★ ★ ★
だんだんあけてゆく蒼い曇った空を見ながら、
現実とそうでない子供みたいな部分のなかにいる自分のことを想った。
じぶんがほんとうは何を見出したいか、
気づくことのむずかしさについて。
それから、
やっぱりそれを、自分の意図するものそのままに伝えることの不可能さについても。
多忙な病み上がり一日目!
今日は日本代表の試合!
友達と、サッカーカフェで応援します。
しかしその前に以前お世話になった方との飲み会。
飲み会とか、参加するようになったなぁ、私。どうしちゃったんだ。
久しぶりに会うからとっても緊張。ちゃんと上手に気を遣えないことがわかってるから、余計に緊張するんだ。
少し時間があるから渋谷でお茶。
通りかかった美容院の店員さんがみんな日本代表の青いユニフォームに身を包んでる。お店の前にはでっかいユニフォームの垂れ幕。
応援ムードに、思わず微笑んだ。
なんだろ。
このどきどきは。
試合に対するどきどきと、飲み会のどきどきと、
なんだかばぁん!ってなっちゃいそうだ。
あ、それから今日は友達の友達に初めて会うからそのことにも緊張しているんだな。
いや。
緊張とか思うのはやめよう。なおさら緊張する。
わくわくしてる、ということにしよう。
お茶しながら町田康の『夫婦茶碗』を読む。
これからひとに会うというのに、何だかすさんだキモチになる。
人生はなんだか残酷なんだ。滑稽で残酷。
天国みたいなこのうえない透明なひかりと、こんなもうどうしようもないうらぶれと。
全部の雑多だから、
だから毎日はこんなにゆれに揺れるんだろうな。
はー。
気持ちをとりなおして。
楽しい夜をすごそう★
- 町田 康
- 夫婦茶碗
雨のかおりが運んできたもの
昨日、今日と本当に長い時間横になっていた。頭の形が変わってしまうのではないかと思うくらい枕に頭をくっつけていた。
メールをしたり、誰かの日記を眺めてみたり、携帯のゲームをしてみたり(財宝が沈んでるとこって一体どこなの?)。
目覚めると雨が降っていて、静かに湿った音が聞こえる。
部屋の時計の秒針の音を基準に雨音を数える。もちろん数えられるはずはなくて次第に微妙に頭の軸をずらせてゆき、曖昧にして終わらせる。
半開きにしていた窓の把手に雨粒がのっているのを気にせず掴み、締める。
雨はいつも皮膚に触れるとちいさく浸透する感触を覚える。
今日の中盤からはもうちっとも具合が悪くなくて昨日のスウェーデン戦のビデオを観たり、TSUTAYAディスカスで借りてる『ネバーランド』を観たり友達に借りた『ベェルヴィル・ランデヴー』を観たりした。
やきそばを食べて、フルーツロールケーキを食べて。
もりもり食べて元気になっている。
けれど雨の中を歩くと霧のようにその匂いが体を取り巻くのに似て、
誰かと話していたい。
ろうそくをはさんで。
それだけでうみだしてるキモチになれるのか?
笑っちゃうかなぁ。
でもそれも大事なんだ。
性分
悪いことはできないなあ。
結局、そうなんだ。
悪いことはできない。
いっつも、ぎりぎりのところで、いかんいかん!ってストップがかかる。
まじめなんだか、小心者なんだか、わからないけど。
でもでも、
やはりどうしても貫きたいこと以外では、
誰にもかなしい想いをさせたくないよ。
どうしてもかなしい想いをさせなきゃいけないこともあるかもしれないけど、
その時以外には。
そんな自分のことをつまんないにんげんだなあとか、ただの八方美人だ、とか思ってしゅんとしちゃうこともあったけれど、でもこれが自分だし、それで自分がほっとするならばいいじゃない。人に迷惑をかけないのならば尚いいじゃない。
たくさん楽しいことはある。
いくらでも厚みを増すことはできる。
だから、できるだけ寛容にいたいなあ。
すべてを大事にするわけにはいかないから、そんな時間はないから、八方美人にすらなりきれないけど。
元気になってきたのは、
ちゃんとお話をしたせいかな。
ベルリン同窓会のおかげかも。
ちゃんと、稽古をしたせいだろうか。
自分次第でどうにでも世界は変わる。

