アマヤドリ -204ページ目

蛍/世界一小さな釣堀

帰りにまきばに寄ろう、ということになってなおも私の危なっかしいナビが続く。


順調に進んでいくと牧場の看板を発見。

細い道をあがる。


途中「世界一小さな釣堀」という看板を見つけ、どんなものだか寄ってみよう、ということになる。

下る道は車から見るととんでもない傾斜で、崖のようにしか見えなかったから車を置いて徒歩で。

山道を歩くのがちょっと楽しい。


まるで民家のようなところで、ほっかむりをしたおばあちゃんが紫陽花の下に生えている雑草を一本いっぽん手で抜いている。私たちには気づく様子もない。こんにちは、と微かにだけ挨拶をする。

もっと下ってゆくとお家の庭先でおじさんが何かの手入れをしている。

「こんにちは」と言うとにこっと笑って返事をしてくれる。どうやら入っちゃいけない場所ではなかったみたい。


看板の方を見ると、小さな釣堀。

やっている様子はない。

大きな黒い鯉のいる池と、山女とかがいる池とが別れている。

「別に世界一小さくはないよね」と話し合う。


釣堀よりもその環境がとても素敵で、しばらくうろうろさせてもらった。

 

紫陽花って、土のPHによって色が変わるんだって。

とか、田舎の人ってみんなユンボー(土を掘り起こす機械)持ってるね、とか話す。


実際遠くに真新しい池が掘ってあって、ユンボーがお休みしていた。その池を守るように赤い屋根の犬小屋があって、それがまるでスヌーピーの小屋みたいだった。

スヌーピーのお話を、そういえばよく知らない、と私は言う。

スヌーピーはミッキーマウスみたいにかなり人間っぽい意識なのか、それともまるっきり犬なのか。それすら知らなかったことに少し驚いた。

私の田舎育ちの友達は、道で耕耘機に出会うと「フェラーリだ」と言っていたよ、と笑ったり。



小さな滝みたい。良く見ると…



こんな蜘蛛が10匹くらい、罠を張っている。蜘蛛ってやっぱり見ていると首あたりが痒くなる。



橋は木と石、二種類あって両方ともとっても恐かった。

蛍/みちくさ

私のナビはいつも下手くそで、ちょっとした小さい道だと見逃さないのに大きな道を見逃してしまう。

あれ、と言ったときにはもう遅くて、今の道だったよ、と笑ってUターンをしてもらう。


そんな間違いから発生した寄り道もまた素敵なもので、帰り道小さな川を見つけた。

道に沿ってころころと流れている透明な川。

段差があって、そこがざあざあと短くて横幅のある滝のようになっている。

福岡に住んでいたときにこんなところに遠足に行ってざぶざぶ遊んだような気がする。それとも遊んでいる子供を見て羨ましいなと思ったのか…はっきりしないけれど。



しゃがんで流れを見ると小さなおたまじゃくしがいっぱいいた。

小さい頃親戚のうちで釣りをしたらウシガエルのおたまじゃくしばっかり釣れて、それを水色のバケツにどんどん入れておいたらいつのまにか猫が全部食べちゃったんだよ、という話をした。

今までこの話をしても「猫はおたまじゃくしなんか食べないよー」という反応しか返ってこなかったんだけど、友達は同意してくれた。

昔、カエルにしようと思ってたくさんおたまじゃくしを捕まえてきてお皿に入れて床に置いたら、猫がそのお皿に顔をつっこんですごい勢いで全部食べちゃったそうだ。

怒ったら、ご飯を食べたのに怒られた、という顔をしていたらしい。


ほらね。

猫はおたまじゃくしが大好きなんだよ。


おたまじゃくしは川の、灰色の泥の味がしそう。

それにちょっと胡麻の味が混ざっていそうだ。



小さな流れを飛び越えて、滝の真上に行く。


薄べったい石を見つけて水切りをする。

うまくできない。

昔は上手だったのにな。

友達は3回くらいぴょんぴょんと飛んでゆく。

重たい石のほうがいいのかな?と考えて丸っこい重みのある石にしてみるけれどだめ。

ああ、勘が鈍ったんだな。



水の中を覗いたり、小さな草のもっとその根本に生えている草を見つめたり。

ミクロの世界。

景色はこんなに広大なのに。



道草くって良かった。

蚊にさされちゃったけど。



★    ★    ★



岩は削れてるのかな。それとも、くりぬいてあるのかな。


灰色のホコリくんたち

産まれたヒナたちを見ました!

親鳥のいない隙をうかがってそおっとそおっとドアを開けたのだけれど、本当は近くにいたみたいでぱあっと飛んでいってしまいました。


母が、全然可愛くないよ。昨日見たらつるっとした卵がむにゃむにゃの血管だらけに変わっていて本当にびっくりした、と言っていたのでどきどき。

そしたら。

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わかるかなあ?

最初はくもの巣か灰色のほこりかと思った。

だけど、その下からピンクの皮膚と大きく開いたクリーム色のくちばしがみえました。

かわいい。

全然、血管だらけじゃない。

1日で産毛が生えたみたい。


で、びっくりしたのは、巣。

こないだまでは本当に土に穴が開いていて底に卵が生んであっただけなのに今日見たらこんな風に藁でちゃんとお家がつくってある。

ヒナのためにつくったのかな。

雨や風にこの薄い皮膚ちゃんたちが弱らないように。



あんまり覗いたらお母さんやお父さんが心配するからそっとしておいてあげよう。




それから、このこたちはセグロセキレイの仲間だろうって、お友達が教えてくれました。

調べてみたら…

そうだ!こいつ!

ね、走ってるでしょう。

早いのです。


ムクドリ。私もそう思ったの。ムクドリなら東京にもいそうだなあ、と思って調べたんだけれど写真を見たらちょっともこもこ加減が違う感じだった。

もっとどちらかというとツバメに近い感じの、タキシード着てる感じだから、うーんと思っていた。


そしたらまさに、動物専門のお友達が教えてくれたのです。

ふふ。

ありがとう。




こんなページも見つけました。

まさにこんなかんじ



ヒナ

うちの裏のベランダにおいてあるプランターの中で、ちょっと前から鳥が卵をあたためている。


まあるく半球型に土をくりぬいてその中に5つ。

うずらくらいの大きさのたまご。


どんな鳥かうまく説明できないのだけれど、すずめより大きくて鳩よりはだいぶちいさい。

黒い背中でお尻あたりが灰色かな?尻尾あたりは白い。

それで、地面をつーーーーって、早く移動してるやつ。あんまり上下動なしに。

なんていう鳥だろう。



あたためるときには鳥はぴったりとその穴にはまり、その黒い背中を土と同じレベルにしているのでちょっといるのかいないのかわからない。

お母さんがしばらく発見できなかったのもそのため。


どうやらつがいでではなくひとりであたためているらしく、たまにご飯を食べに行くときにはたまごをほっぽらかしにしてあるのでちょっと心配になっていた。

ひえちゃうよ、ひえちゃうよ、って。



が。

今日、ヒナが2羽、孵った。


私はまだ見ていないのだけれど。

父が報告してくれた。

そうしたら娘が遊びを切り上げて早く帰ってくると思ったのだろう。


甘いな。



でも早く見たい。

かわいいだろうなあ。

ぴいぴい鳴いてるのかな。


写真撮れたら、とろう。

井の頭公園/いせや

公園に入る前から楽しみにしていたのだけれど、焼き鳥屋「いせや」に行く。


私は例によって全然知らなかったのだけれど、有名な焼き鳥屋さんらしい。TV撮影にも使われるという。

7時頃にはとても込んでいて並んでいたのだけれど公園から帰ってくる頃には並んでいる人はいなかった。それでも込んでいたけど。


中に入るとまるでアジアだった。

アジアの屋台。

でっかいオレンジ色の扇風機や、畳の部屋や、ジャッキー・チェンが転がり落ちてきそうな2階。

若い人もそうでないひとも、ちょんまげ風のヘアスタイルの外国のおじちゃんも。

煙もくもく、蒸し暑い中でみんな焼き鳥を食べている。


以前友達が来たときに「たれか、塩か」と店員さんに訊かれて「たれで」と答えたら「は?たれ?塩じゃなくていいのか?」と顔をしかめられたそうだ。それでも尚、たれで、とごり押ししたらしいけれど。

友達は小食なのだけれど今日は私のボリュームに合わせよう、ということで焼き鳥を全て2本ずつ頼んだ。

私は焼き鳥は塩派だから、そして友達もそうしてみようということで、全て塩で。

出てきた量にビックリ。

どうみても2人で食べる量ではない。

5人前くらいあるきがする。


ハツ、皮、もも、砂肝、ねぎ、シロ、カシラ、レバー、つくね、それから脂身っぽいやつ。

ひとつひとつ大きい。

私は完食したけれど友達は半分くらいしか食べていなかった。

「やっぱり塩が美味しいんだね」と喜んでいたからよかったけれど。



ここも是非いこう。

…て、誰に言ってるんだ。




※このいせやの写真は自分で撮ったものではないのです。お借りしてきました。だいじょうぶかな??