アマヤドリ -198ページ目

デンマーク到着

乗換えをするたびに電車が小さくなってゆく。

ドイツ語じゃない駅の表示。

ここはどこなんだろう?

まだ海を越えていないのにドイツでは見たことのない文字。


空の青がだんだん深く、冷たくなって自分の目や頬も染まってゆくのが分かる。


気がつくと長い長い橋の上に。

窓から外を見るとほんとうに長い、海の上の橋を通っていた。先が見えないくらいに。

こんな長い橋をどうやって作るんだろう?どのくらい深く、この橋げたは海の中に伸びているのかな…。


こんなにたくさん色んなこころの動きを覚えるとだんだん麻痺してくる。

このひとつひとつをいっこいっこ大切に感じたいな、と思うのだけれど全部、次から次へと波のように訪れる。

もったいない。

焦るみたいに全部を見て、全部を感じようとする。

だから余計に心臓がどきどきする。



コペンハーゲンについても困らないように買った本でホテルを探す。

私が本当にこの、コペンハーゲンのセントラル駅に着くのかよくわからないまま。

デンマーククローナだから計算が難しい。



★    ★    ★



コペンハーゲンの駅はやっぱりそれなりに大きな駅だった。

荷物がずっしり重い。

降り立って、どうしていいか本当にわからなくなった。

トイレすらどこにあるかわからない。

方向も。

インフォメーションも(夜中ゆえ)見つからない。

誰にも訊くことすらできない。

しばし立ち尽くす。



でも、深呼吸して、

駅の中を5周くらいして、ユーロをデンマーククローナに両替をし、インターネットCafeがあることを心に留め、

ホテルの方向へ。



ホテルはやっぱり高くて1件目を断る。


2件目も同じ値段だったので、そこに。

私がなんにも話せないからか、とっても親切にしてくれた。

日本語のコペンハーゲンガイドをくれる。




ホテルがちゃんと見つかってほっとしたので買い物をして、インターネットで日記を書いて(ローマ字打ち)、

それから部屋で映画を見た。

ドイツ語吹き替えでデンマーク語字幕の、ジュード・ロウが出ている戦争映画。


一日でコペンハーゲンを巡る計画を夜中、立てる。


→現地日記:Hello!

→Next:教会めぐり





コペンハーゲンへの車窓から。

北に向かう電車の中から、広いひろい野原を見る。

野焼きしていたり、遠くに可愛いおうちが並んでいたりして素敵。

太陽のひかりはうすく、やさしい。

Gettorfで風車を撮影した。おもちゃカメラで。(スキャナがないからUPできないのが残念だけど)


この時ドイツに来て初めて弱気になる。

あまりに準備不足でドイツに来たことについて。

いや、来たことは良かった。本当によかったし後悔などは全くしていないのだけれど。

オーディションを受けてみて、これはあまり長旅にせず、帰ってちゃんと準備をしたり稽古をしたり、自分を高める努力をしないことには何にもひっかからないのではないだろうか?と感じたのだった。

ドイツに来てみてそれを感じている以上は、こんなふうにうろうろ外国に行っている場合じゃないんじゃないだろうか?と。



寒いせいか、ずっと続く囲いには牛もヤギもいない。

家は低く、木は高い。

家々には薪が積んである。

庭には梅のような白い花や、綿の木が植わっている。

広い野原でサッカーをしている子供たち。


なだらかなうねりのような、波のように畑が起伏している。

たまに見える小さな水たまりは、白い空を映して暗い。


大きな湖。


プールのある家。

夏はちゃんと暑いのかな?


ひつじがいた。

馬も。

凍っている丸池。



→Next:デンマーク到着

突然、コペンハーゲン

ドイツの北の街、キールでのオーディションが終わって。

一緒にオーディションを受けた他のバレリーナたちはハレのバレエ団を受けにいくために、私はベルリンに帰るために駅へ。

やれやれ、急な旅だったから疲れたな、ベルリンでゆっくりすべえか…と思ったのだけれど、

ふと、ここから海をまたいだらデンマークだな、ということに気づく。

みんなはハレで頑張ってくるのだから私だけベルリンでぼおっとするのはやっぱりいやだ!という思いがあり、突然

「私、コペンハーゲンに行く」

と言い出す。

「ええ?!」

とみんな。

「ひとりで大丈夫?ホテルは?」

「なんにも考えてない…でも多分大丈夫。コペンハーゲンてデンマークだよね?」

「ちょ…そんな認識?!」


はい。そんな認識です。


ベルギーとデンマークは今でもたまに間違える。

どちらも私の中では深い緑色の国だから。



心配をかけつつもみんなとばいばいする。

その途端に心細くなったけれどこの勢いで行動しないとくじけてしまうかもしれない、それにこんなにデンマークに接近する事はもうないかもしれない、と思って決心。電車の時間を確かめ(5時間で着くんだ!)、駅の本屋さんに行って旅行のコーナーでコペンハーゲンの地図を手に入れる。

でも全てドイツ語。英語だったらよかったのに。


日本だったら英語のものなんかちっとも見ないし、「英語だったらよかったのに」なんてちょびっとも考えない。見ても視線が泳いじゃうだけなのだけれど、ドイツ語の前だと英語ってなんて分かりやすいんだろう、と思える。


次に電話のチャージをする。

キールに行くときに電話のチャージをしなくて友達と連絡ができずとても心細かったから。

外国に行くからどうやってチャージするかきっと分からないはずだもの。

この時私の頭の中でデンマークは外国であり、ドイツは私の国、だ。


つまり、

デンマーク<ドイツ<英

ということになる。

…よくわかんないけど。



この時、やっぱりとても心細かったのだろう。日本の友達に電話をした。日本はもう夜中の11時くらいだろうと思いつつも。

だけど電話に友達は出なかった。

このときほど話したい時はなかったのになあ。ばかばか。

仕方ない、とかけたお母さんたちも出てくれないし。




電車に乗り込み、異様にどきどきしている自分に気づく。

当たり前だ。

何の予備知識もなく、ホテルさえ取らず、英語も話せず、急に夜中に着くのだ。

度胸があるというかおばかさんというか。

DB(ドイチェバーン)なのだけれどちょっと小さい電車。

どきどきを抑えるために深呼吸ばかり。



→Next:コペンハーゲンへの車窓から



くまとおんなのこ

可愛いアニメ画像を見つけてしまったのでMemo。


ともだち


作者の方がおっしゃっているように、くまのしっぽとおんなのこのおさげがとても表情豊かでいい。

あと、画面からいなくなる時や、一瞬の間がいいな。

えんぴつのまるみも好き。

隅田川花火大会

隅田川の花火大会に行ってきました。

すごい人だと聞いていてので浅草をはずして、ちょっと遠くの駅で降り、そこから徐々に近づいてゆく作戦。

かき氷を浴衣にこぼさないように気をつけつつ、たまに友達のビールをもらいつつ、歩いてゆきました。

女の子たちの浴衣をあれこれ眺めつつ知らない街をあるくのは楽しかった。

お祭りっていいな。

みんなと友達みたいな気持ちになる。


初めての下駄もそんなに痛くなかったのでずっと川沿いを歩きながら花火を眺めることにしました。だんだん近づいてゆく花火はその都度表情を変えるし、たくさんの屋形船を眺めるのも素敵だった。

肩車してもらってる子供とすれ違いざまににやりと視線を交わしたり、狭い道をおばあさんにゆずったり、たばこの火をよけたり。

ざわざわ、心地よい興奮の中を歩く。



晴れてよかったなあ。

浴衣も着れたし、こんな大勢のひとと夜空を一緒に見られて。




クラッカー初動画!花火のクライマックスのところ。


花火が終わってゆるゆると帰っていく屋形船をずっと見ていた。



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