八道のキムチ | チヨオンマヤ!~私がチヨのママよ!~

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韓国料理研究家でもあり、母でもある趙善玉(チョソンオク)が、料理研究院のこと、ひとり娘のチヨのことなど日々の日記をつづります。

よく皆さんから「キムチは韓国の地域でも味が違うのですか」と聞かれます。

「はい、違います」と、答えます。

それは、韓国は大きく分けると八道(パルド)と言って、朝鮮時代に山や川、道などで

分けられた行政区画で8区域に決められた「朝鮮八道」があります。

京畿道(キョンギド)、忠清道(チュンチョンド)、慶尚道(キョンサンド)、

全羅道(チョルラド)、江原道(カンウォンド)、平安道(ピョンアンド)、

黄海道(ファンヘド)、咸鏡道(ハムギョンド)で構成されています。

それぞれの地域別に特産物で作られる郷土料理やキムチがあります。

同じ海沿いの地域でも東側と西側では捕れた海産物の使い方が違うので、

それを使ったキムチはそれぞれ特徴の違う味わいになります。

日本でキムチというと白菜のイメージが大きいと思いますが、

地域の特産物で作ったキムチについては、韓国人同士でも他の地域のキムチを

知らない方もいます。ちょっとびっくりしました。

 

この3月から始まるキムチクラスは「八道キムチ」教室にすることにしました。

 

スタートの3月は、白菜キムチですが、白菜キムチも地域によって違います。

特に今回の白菜キムチは「京畿道のキムチ」で、宮廷のキムチとも言われています。

皆さんが考える白菜キムチとかなり違うと思います。

月に1度、各地域のキムチを作り、その地域の郷土料理を召し上がっていただきます。

 

私も楽しみにしているクラスの1つです。

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