第1章 1.始まりは突然だった。 | FOXGODへの道

FOXGODへの道

定年間近のあるテレビマンは、1枚のFAXをきっかけにある3人の女の子に出会った。その瞬間から彼の人生は一変する。そして全くの異業種に転職。彼が営む大人の秘密基地の名は、「FOXGOD TOKYO」

定年退職を機にある計画をしています。

実現までのプロセスをブログに

綴りたいと思います。

目標は、2018年1月Death!

 

 

2017年3月末、始まりは突然訪れた。

 

それは、会社の部署の呑み会の席だった。

皆、お酒が入ってかなり無礼講となった時、

ある後輩が自分の横に割り込んできた。

あっ、○○が来た。何だろう?

 

酔うとちょっと面倒な後輩。

また泣かれたりしたら面倒くさいな。

そう思ったとたんに後輩は切り出した。

 

「○○さんは今年定年ですよね。

前に定年になったらフリーになると

言ってましたよね。

フリーになるんですか?ウィ~」

 

そういえば全く定年の事

頭になかった。

 

言われた様に20代から30代の頃は

会社を辞めて早くフリーランスに

なりたかった。

会社から与えられた仕事ではなく

自分がやりたい仕事をするのが夢だった。

その頃までは出来る自信もあった。

 

「男はね、いくつになっても

夢を追いかける。

いいっすね○○さん。ウィ~。

オレなんかとっくに諦めてますよ」

 

いやいや、自分もとっくに諦めてるよ。

 

40代後半までは現場に出ていた。

デスクワークになってから

定時出勤、定時帰宅。

ぬるま湯のような生活を覚えてしまった。

良い仕事をする為に徹夜、徹夜の

バイタリティは寸分も残っていない。

 

「残りの人生少ないんですから。

とことん好きな事をやればいいんですよ。

○○さん、うらやましい。

オレなんて。。ウィ~」

 

わわわ、今日は泣くなよ。頼む。

 

好きな事か。。。。

 

今はあれしかないよな。。。

 

まてよ、定年まであと半年。。

 

半年もしたら諦めていたあの事も

出来るかもしれない。

 

もしかして今の夢はそれなのか。

 

若い頃だったら想像もしなかった夢。

 

それは、一枚のFAXから始まった。。。

 

(第2話へ)