先日、数秘の創始者であるミセス・L・ダウ・バリエッタの著作のいくつかがKindle版で出版されているのを発見。
当然ながら全文英語で書かれていましたが、ジュノ・ジョーダン博士の本を読んだ時と同じく、「ひたすらコピペして翻訳しまくる作戦」で読破いたしました。
読んだ本はこちら↓
「HOW TO ATTAIN SUCCESS THROUGH THE STRENGTH OF VIBRATION: A SYSTEM OF NUMBERS AS TAUGHT BY PYTHAGORAS」
(1906年、Dow Balliett, Mrs. L. 著)
タイトルを直訳すると
「振動の強さによって成功を得る方法:ピタゴラスが教えた数の体系」
となり、まだこの本では「数秘」という名前は登場していません。
氏名の数字から導き出されるデスティニーナンバー(運命数)も「name number」と書かれており、数秘誕生前の”原石”のような本だな、というのが最初の感想でした。
発表された年代を見る限り、彼女の数々の書籍の中でも初期に書かれたもののようなので、後々の本ではまた内容が変わっているのかもしれませんが、今のところは、ジュノ・ジョーダン博士の本が「私たちの知っている数秘の本」で、ミセス・バリエッタの本は「数秘のアイデアが詰まっている本」という感じかなと思います。
こういう考えがベースになって数秘は生まれたんだな〜と、両者の本を読んだことで数秘誕生の過程が見えてとても面白かったです。
タイトルにあるように、この本は
●振動(バイブレーション)
●ピュタゴラスが構築した数の体系
が軸になっています。
数字一つひとつの意味もちゃんと説明されているものの、数が持つ固有の振動のほうに重きが置かれています。
振動数が高い数と低い数が組み合わさった場合は…とか、誕生数より名前数のほうが振動数が高い人は…とか、今まで見たことのない切り口の話がどっさり。
個人的にいまいち「振動」とか「波動」とかよく分からないので、
「ミセス・バリエッタは数には固有の振動があると考えました。」
という理解だけでとまっちゃってたんですが、”数が振動している”という考えはけっこう大事だったんだなと今更ながら知りました。バリエッタさん、すみませんでした。
また、”ピュタゴラス”の名が全体を通して何度も登場しており、ピュタゴラスの打ち立てた理論がベースになって数秘が生まれたというのは本当だったんだと、なんだかよく分からないけど「あの話は本当だったんだ!」という謎の感動が生まれたりもしました。
本の中で紹介されるナンバーの算出方法や数字の意味などはすでに知っているものが多かったですが、ひとつ初めて知った情報として
「5つの母音にはそれぞれ意味がある」
というものがありました。
「a」はこういう意味があり、名前に「a」を持つ人の性格を表します、と母音の意味が詳細に書かれていて、なかなか興味深かったです。
なんとなく「a」は1っぽい感じで「i」は2っぽい感じでしたが、詳しく書いちゃうとネタバレになっちゃうので、気になる方はぜひGoogle翻訳先生を駆使して読んでみてください。
ちなみに、名前の最初の母音が最も重要で、それ以外の母音はあまり重要じゃないそうです。
最後の最後に、もうひとつ感じた率直な感想がありまして…
それは、「読む人によって好き嫌いがあるかもしれない」というもの。
創始者に何言ってんだって話ですが、私は実はあまり好みではなかったかな…
ニューソートの運動をされていた方だからか?話がふんわりしているというか、比喩が多いというか…私はジュノ・ジョーダン博士の本のほうが分かりやすくて読みやすかったです。
一方で、
「一粒の砂から人間に至るまで、全てのものは独自の速度で振動し…(中略)…神の聖歌隊である自然の大合唱の中に自分の居場所を見つけたのです。」
など、表現が美しい!と思う文章が多々あったので、ミセス・バリエッタの美しく神秘的な世界観がハマる方には最良の教科書になるかもしれません。
ともあれ、120年近く前に書かれた本がこんなにラクラク読めるなんて、(しかも安価で)良い時代に生まれたなぁと心から感謝。
数秘に対する理解がまた少し深まり、大満足でした
<<「現代数秘とカバラ数秘」amazonで発売中です✨>>
↓↓Kindle版↓↓
↓↓書籍版↓↓
↓自分のコアナンバーやイヤーサイクルナンバーを無料で自動計算できます↓
↓Youtube「SEVEN STARSのカバラ数秘チャンネル」開設しました↓
↓数秘の占いアプリ開発中!お試し版(Web)をお楽しみいただけます↓
*スマホやタブレットからご覧ください(PCからだととても見にくいです)
*怪しい広告等は一切出ませんのでご安心ください
*ガーディアン占いのコンテンツはすべて無断転用・転載禁止となります