前回の記事(数字の解釈が真逆の現代数秘とカバラ数秘。一体どう読むか問題。)で

なぜ現代数秘とカバラ数秘では数の解釈が真逆になるのかについて

”二極の法則”を使ってご紹介しました。

 

カラクリとしては「二極だから」で間違いないのですが、

もっとざっくり言ってしまうと、

現代数秘とカバラ数秘は焦点を当てている場所が違うから

ということになります。

 

現代数秘が私たちの行動や思考、コミュニケーション、社会的役割などを表すのに対して、

カバラ数秘は創造(クリエイション)や魂の成長に必要なプロセスを表します。

 

このあたりは拙著

 

現代数秘は「目に見える世界」

カバラ数秘は「目に見えない世界」

という風にご紹介しています。

 

これは別の角度から見てみると

現代数秘は自覚できるが、カバラ数秘は自覚できない

とも言えます。

(厳密には、カバラ数秘は自覚できない世界の仕組みを知ることで

少しでもその世界に対して意識的になることに挑戦するツールです)

 

そのため、現代数秘で書かれている内容はわりと「当たっている!」と思うことが多く、

逆にカバラ数秘の解説は「ピンとこない」「当たっていない」と思いがちです。

 

当たっていると思うということは、自分でもそう感じていた、ということ。

 

「薄々感じてはいたけどやっぱりそうだったか~」

と、自分自身ボンヤリ感じていたことの答え合わせができて、色々納得できたり、あきらめがついたりできます。

 

一方でカバラ数秘は”無自覚”だから「やはりそうか」とはなりにくい。

しかも”目に見えない世界”だから、他人にも見えていない。

 

そのため、カバラ数秘の数の解釈を見ても

あまり自分のことを言われているように感じない、とか、

話がボンヤリしていて分かりにくい、と感じやすくなります。

 

私自身、初めて「7」に対応するセフィラ「ネツァック」の説明を聞いた時は

「自分には全く当てはまらない話だ」と感じました。

 

ネツァックは私たちの情や欲を司るセフィラ。

ネツァックをコアナンバーに持つ者の試練は「欲への勝利」となりますが、

私はあまり物欲がないし恋愛気質でもないし、ネツァックは私には関係ないのかなぁ

なんて思っていた時期がありました。なつかしい。

 

なんでピンときてなかったかと言えば、シンプルな話で

●その時は自分自身のことが全く分かっていなかった

に尽きるのですが、それ以外にも

●”欲”が何なのかを理解していなかった

というのも大きいと思います。

 

カバラ数秘やタロットなどを学び、自分の心の中がどうなっているのか

なんでこんな思考パターンを持ってこういう行動をしがちなのか

ひとつずつ紐解いていくごとに

「これがネツァックか…」

「私はやはりネツァックが試練だ…」

と白旗を上げることが増えました。

 

なので、カバラ数秘は当たる・当たらないではなく、

自分自身の「見えない世界」のことをまずは知ることが大事で、

そこからが本当の自分を知る旅のスタートということになります。

 

現代数秘は「答え合わせ」や行動の「ヒント」であり、

カバラ数秘は「知った時から理解が始まる」なのです。

 

 

 

 

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