先日のこちらの記事で(生命の木と天体の対応【カバラ数秘】

 

「2」のセフィラ「ホクマー」について

 

ホクマーが動くことで、私たちの生命活動の全てが始まり、

その力強い性質からホクマーは「天空の父」と呼ばれています。

とご紹介しました。

 

これは、カバラ数秘では「2」は力強い動力を持っており、

「天空の父」という名前からも分かる通り”男性性”の数である

ということを意味しています。

 

しかし、現代数秘では「2」は女性性の数で、

力強さとは正反対の繊細さや細やかな気遣いがその特徴として

紹介されていることが多いと思います。

 

この、同じ「2」なのに

カバラ数秘と現代数秘では

解釈が真逆になるカラクリについて、

拙著では”二極の法則”を使って説明しています。

 

*二極の法則*

この世の全てのものは「物質と反物質」のように

正反対の性質同士のペアになっていると考えられており、

潜在的(魂や霊性)が「+A」だった場合、

顕在的(肉体や知性)は「-A」となります。

 

つまり、本来の性質が「男性性」の「2」は、

顕在的性質=肉体や思考は「女性性」になるという仕組みです。

 

どちらかの解釈が間違っているということではなく、

もともと正反対の性質を「2」に限らずすべての数字が

持っているということになります。

 

問題は、カラクリが分かったところで

どうやってリーディングするんじゃ、というところ。

 

多くの場合、現代数秘の知識を活用して

数秘リーディングしていると思いますが、

そうなるとカバラ数秘の知識は使いどころがなく、

実際、過去に開催していたクラスでも

カバラ数秘をうまく使えないと悩む生徒さんは

少なくなかったように思います。

 

しかも厄介なのは、

”これが正解、というリーディングはない”

という絶望的な事実。

 

逆に言えば、自分が理解した通りに読めば良い、ということなんですが

そんなカンタンにできたら苦労しないよって話ですね。

 

あくまで私なりの理解、と言いますか

私はこのようにリーディングしています、という

ひとつの例としてのご紹介になりますが、

 

カバラ数秘で「起きている問題の根本」を探り

現代数秘で「具体的な打開策」を提示する

 

という、超大ざっぱな説明ではありますが

そんな風に切り分けて使うと

クライアントさんの本質を見ながら

実践的なご提案もできてとてもセッションしやすいです。

 

コアナンバー、特にバースナンバーに「2」を持つ人は

程度の差や向き合う時期の差はあれど

必ず”自立”というテーマが浮上してきます。

 

これは、自分自身の中に眠る強い男性性=自ら動く力の目覚めが

カバラ数秘の「2」の解釈だからです。

 

なので2番さんが何かの壁にぶち当たった時は

「自立できていない」という問題がはらんでいることが多いはず。

 

そのへんを掘り下げて聞いてみると

きっと自立に関するお悩みや危機感なんかが

ボロボロッと出てくるのではないでしょうか。

 

そして問題の根っこが分かってきたら

「じゃあ具体的にどうしましょうか」

というところで、現代数秘の「2」が示す

●自分の女性性をしっかり”社会”で発揮する

ことが打開策になってきます。

 

まずは、自分には自分の足で立って生きられる力があることを認め、

その力をちゃんと社会の中で出していきましょう、というお話ですね。

 

実際には他のナンバーも絡めてもっといろんな方向から深掘りしていくことになりますが、

カバラ数秘と現代数秘の知識をごちゃっとひとまとめにせず、

ここはカバラ数秘の観点で見てみようとか

ここは現代数秘の知識で話した方が分かりやすいだろうとか

自分なりにうまく使い分けができると

けっこう深いリーディングができると思います。

 

表面だけでなく根元から物事を見たい場合に

カバラ数秘はとても有効です。

 

 

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