こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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脳出血を発症したKさん(60代女性)は、右片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
Kさんにとってまだ幸いだったのは、利き手が左手であることです。
利き手が健常であれば、基本的な動作に不自由しませんからね。
麻痺した右腕も、肩の高さまでは自力で挙げることができます。
指先の感覚は鈍いようですが、手の平を握る・開く動作も難なく行えます。
多少生活に不便さを感じているものの、「大きく困ることはない」とも話しています。
その事実は裏を返せば、片麻痺のリハビリを妨げる要因にもなり得てしまいます。
利き手を使えば事足りてしまうので、敢えて麻痺側の手を使う機会が減ってしまうからです。
それも良くないので、なるべく改善していきましょうという話をKさんにはしました。
私は患者さんに対して、よくこんな話をします。
「日常生活を過ごすことが、一番のリハビリになります」
特に手の動きは、日常生活にリハビリの要素が詰まっています。
例えば、食事をする場面を考えてください。
箸やスプーンを絶妙な力加減で「持つ」(握る)動作があります。
口へ持っていくには、肘を「曲げる」動作が必要です。
さらに口へ運ぶには、肘から先や手首を「ひねる」動作をしなければ食べられません。
一口食べれば、また肘を「伸ばして」食べ物を取ろうとします。
このように、様々な動作が混じっているのです。
Kさんは左利きなので、右手で箸やスプーンを持ちません。
しかし、利き手に関係なくできる日常の動作は他にもあるので、一緒に考えてみました。
すると、カーテンや窓の開け閉め、電気のスイッチのON/OFF、テレビやエアコンのリモコン操作など、次々と出てきました。
「こんなに機会があれば、毎日リハビリするようなものですね」
とても前向きなご様子なので、今後益々回復していくのだろうと私は思います。
やはり体を動かす機会を多くすれば、それだけ動かしやすくなることは間違いありません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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