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行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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脳出血を発症したWさん(70代女性)は後遺症が重く、寝たきりとなっています。



先日Wさんのお宅へ訪問した時に、ご主人がこう話していました。

 

「最近トシのせいか、持ち上げるときに重たく感じるよ」

力任せの介助は年齢に関係なく、しんどいものですよね。


特に寝たきりの患者さんの場合、介助者は患者さんを「持ち上げる」という意識が強く働きます。

もちろんそれは間違いではありません。

しかし介助は毎日のことなので、力任せにしていると疲労が溜まってきます。



それを防ぐには、良い意味で楽をすることも大切です。


楽をするには、少しだけ患者さんに協力してもらえば簡単にできます。

これには特別な技術は必要ありません。



介助するときに、次の動作を具体的に教えます。

 

そしてかけ声とともに、患者さんと動きのタイミングを合わせることです。


意識がない状態の人を運ぶときは、とても重たく感じます。

例えば、泥酔して歩けない人や、行楽地で疲れて眠った子供を運ぶときなどを想像してください。


軽い人や子供でも、意外と重たく感じます。
 

 

意識がない人とは、コミュニケーションが取れません。

その人の重さの矢印が、”下”方向へのみかかってしまいます。

下へ向かっている矢印を上へ持ち上げるのですから、重たく感じる訳です。


一方、しっかり意識がある人の場合は違います。

体は自分で動かせなくても、自分が持ち上げられるという”上”への意識はできるのです。

 

意識の矢印が上へ向かう分、介助する側とされる側で矢印の方向が重なります。

 

そのため、重さが軽減されるのです。


ですので、患者さんに次の動作を具体的にイメージさせる声かけは、大切なことなのです。

「今から体を起こしますよ」
「一緒に立ち上がりますよ」

具体的な動作を指示すれば、患者さんはどの方向に体を使うか想像できます。



その上で「せーの」などとタイミングを合わせて、一緒に動きます。

 

すると患者さんも、その方向へ意識を向けてくれるものです。


患者さんの意識の矢印が進行方向へ加わる分、介助者の負担は減るのです。


ご家族の介助は、毎日のことですからね。
 

雑に扱うという意味ではなく、少しでも楽な方法で介助することも大切です。

 

本当にちょっとしたことです。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院

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