こんにちは。

行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

■お問い合わせ → 047-356-4707

■かかる料金は → 健康保険証が使えます

 

 

小脳出血を発症したOさん(60代男性)は、一見すると重病を患った人には見えません。

 

 

一般的に「脳○○」の病気では『大脳』を指しています。

 

この大脳の下に存在するのが、その重さの10分の1程である『小脳』です。

 

小脳の役割は、平衡感覚の調節や、運動の強さや力の入れ具合の調節などがあります。

 

 

例えば、片足立ちをするとします。

 

立った瞬間はふらつくものの、すぐ”自然に”バランスを取ろうとしますよね。

 

こうした調節をするのが、小脳なのです。

 

 

ですので小脳がダメージを受けると、ふらつく・めまい・体のバランスがうまく取れないなどの症状が表れます。

 

逆に、大脳がダメージを受けたときによく見られる体の麻痺は、ほとんど起こりません。

 

Oさんも目に見える麻痺がないため、外見からは重病を患ったとは思えないのです。

 

 

そんなOさんが先日「自分もまだまだです」と、ややネガティブになっていました。

 

ご自分の感覚と、体の動きが一致しないということでした。

 

そういう感覚が浮かぶことは良いことなので、その旨をOさんに伝えると、「何で?」という顔をされました。

 

 

脳疾患を発症直後は、極端に体が動かなくなります。

 

実際にOさんも救急車で運ばれ、その後数ヶ月間も車椅子生活を強いられました。

 

 

そんな状態からリハビリを行えば、「動いた」事実が重大なことです。

 

動かない、言わば”ゼロ”の状態から2~3でも動けば、上出来だと思えます。

 

「動けない」状態が基準だからです。

 

 

しかしある程度動ける状態になれば、2~3の動きでは物足りないと感じます。

 

同じレベルで動いていても、です。

 

「ある程度動ける」状態が基準だからです。

 

 

つまり、患者さんがご自身の基準をどこに置いているかで、感じ方が変わるということです。

 

回復していなければ「物足りない」感覚は起こりません。

 

Oさんも少しずつ回復しているからこそ、「まだまだ」と思えるのですね。

 

 

もっと言えば、患者さんは「病気になる前の自分」が、最大の比較対象です。

 

その感覚は、ご自身がよく覚えているでしょう。

 

それがこちらにつながります。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

◆訪問マッサージの効果を知りたい方◆

実際に、こうした効果が出ています。


◆利用する患者さんの声を知りたい方◆

患者さんの感想がこちらです。

 

市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院

訪問マッサージ みなと治療院

 

■診療時間 9:00~19:00

■定休日 日曜日

■お問い合わせ 047-356-4707

(電話に出られないことが多いため、留守電にお名前とご用件をお願いします)

 

市川市内を始め、船橋・浦安・新浦安・幕張などへ、訪問治療いたします。