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行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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なかなか聞きませんが、『顕微鏡的血管炎』という国指定の難病があります。


人の体には、病気を撃退する『免疫』機能が備わっています。

ところがこの免疫がなぜか暴走して、自分の体を”異物”とみなして攻撃することがあります。
 

そのため炎症を起こしたり、臓器や組織を壊すことがあります。

こうした病気を『自己免疫疾患』と言います。


顕微鏡的血管炎は、自己免疫疾患の一種です。

 

顕微鏡で観察できる太さの毛細血管の血管壁に、炎症を起こす病気です。

その結果、感覚が鈍くなったり、しびれが出たりします。


根本的な原因は不明なので、厄介な病気です。


この病気を患っている影響で、以前からAさん(80代男性)の足は、とてもむくんでいました。


足の甲を指で押すと、指の跡が残るほどでした。

それが最近は、むくみがほとんど消えてきたのです。

 

この事実だけ聞くと、良いことだと思えます。


しかしAさんの場合は、あまり良いこととも言い切れません。


Aさんは血管炎に加えて、『帯状疱疹』(たいじょうほうしん)による神経痛を抱えています。

帯状疱疹とは、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスが原因で起こります。

 

ピリピリと刺すような痛みに加えて、赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状に現れる病気です。

 

水ぼうそうにかかったことのある人なら、誰でも帯状疱疹になる可能性があります。


大多数は子供の頃に、水ぼうそうを経験します。


しかし治った後も、そのウイルスは体の中に潜んでいます。

それが成人後、過労やストレスで免疫力が低下したときに、再び出てくることがあるのです。

5~6人に1人程の割合でかかると言われます。


多くの場合はお腹や背中の肋骨に沿って、帯状の湿疹が出現します。
 

それが時には、治った後に神経痛へ発展することもあります。

その可能性は、50代で50% 60代で60% 70代で70%と言われます。

 

Aさんは足や腰に、帯状疱疹による慢性的な神経痛を抱えています。


ひどいときには、ベッドに寝たまま起き上がれません。


足の甲のむくみが消えた原因は、まさにこれだったのです。

神経痛がひどくてベッドで寝ている時間が長いため、体の水分が足へ溜まらなくなっただけなのです。

むくみが消えたと、素直に喜べないのです。


ベッドで寝る時間が長いと、体に悪いことは想像がつきますよね。
 

Aさん自身も、それは理解しています。

しかし腰や足に痛みがあるために、立ったり歩いたりすることが辛いのです。


そんなときに無理に立ち上がり動作や歩行訓練を行っても、かえって体に良くありません。

歩く・立つができないなら、せめてこれだけはと、ベッドに座ってもらうようにしています。



”たかが”座るだけの動作です。

 

それは想像以上に大事なことなのです。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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