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行徳の訪問マッサージ師 田口です。

 

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人は脳卒中を発症すると、多くの場合に後遺症が現れます。

 

中でも、体の右(or左)半身が麻痺する『片麻痺』(かたまひ)は、大多数に見られる症状です。

 


”麻痺”と聞いてイメージするのは、動けないor動かしにくいといった運動神経の麻痺ですね。

 

さらに大抵は、筋肉が縮んで硬くなる『萎縮』(いしゅく)を伴います。
 

そのため上半身は特に、このような状態になりがちです。

 

 

筋肉や関節が、曲がる方に硬くなります。

 

こうなる理由は、曲げる筋肉の方が伸ばす筋肉よりも、相対的に強いからです。

 

 

ちなみに、曲げる筋肉を『屈筋』(くっきん)、伸ばす筋肉を『伸筋』(しんきん)と言います。

 

強い屈筋の方へ、伸筋が引っ張られてしまうというイメージです。

 


脳出血を発症したTさん(60代男性)も、上半身はやはり上記のような麻痺があります。

 

先日訪問した時に、こう聞かれました。

 

「腕は曲がる方へ硬くなるけど、なぜ足は曲がって硬くならないの?」

 

 

おっしゃる通り、一般的には、足が曲がる方向へ麻痺している患者さんは少ないものです。

 

Tさんも他の患者さんを見ていてそのことに気付き、単純に疑問に思ったようなのです。

 

 

もちろん例外はあります。

 

しかし大多数の片麻痺患者さんの足は曲がっておらず、むしろ伸ばす方向へ硬くなります。

 

これは上述の、上半身の話と関係します。

 


上半身は、屈筋が伸筋を引っ張る感じで硬くなります。


実は下半身も原理は同じです。

 

伸筋が屈筋を引っ張るという感じなのです。

 

なぜなら下半身では、相対的に伸筋の方が屈筋よりも強いからです。

 

 

これは、具体的にイメージするとわかりやすいですね。

 

例えば、下半身の動作で最もイメージしやすいのは、何かを”蹴る”動作です。

 


蹴る動作の代表といえば、サッカーです。

 

サッカー選手がボールを蹴る動作は、どうなっているでしょう?
 

ごく自然に、膝から下を”伸ばす”ようにして蹴ります。

 

膝を伸ばすようにして蹴るのは、単純に曲げるよりも力が出るからです。

 

つまり下半身の筋肉は、伸筋の方が屈筋よりも強いのです。

 

 

麻痺が起きた場合、脳がバランスを制御できなくなり、強い筋肉の方へ引っ張られます。

 

その結果、足は伸びる方向へ硬くなるのです。

 


基本的に脳卒中の片麻痺は、上半身は曲がり、下半身は伸びて硬くなります。

 

どちらの状態も、好ましいことではありません。

 

特に上半身は意外な悪影響があります。

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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