こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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私が訪問する患者さんの中には、連休があるとリハビリをお休みする人がいらっしゃいます。
「家族で○○へ行くんですよ」と、話してくれる患者さんもいます。
私は個人的にそういう家族行事は、リハビリよりも大切だと思っています。
そしてこうした機会には、患者さんに積極的に出かけてもらいたいと思っています。
脳梗塞を発症したTさん（70代女性）は先日、入所する『グループホーム』の皆さんで、近所へ散歩に出かけました。
グループホームとは、高齢者が少人数で共同生活を送りながら、身体介護や機能訓練などが受けられる施設です。
その日はよく晴れた暖かい日でした。
そんなこともあり、施設側の計らいで急遽散歩に出かけましょう！となったようです。
冬は寒くて、どうしても外出機会が減ります。
さらにコロナ禍が追い打ちをかけ、入所者さん達はご家族にも会えないことで、精神的ダメージも大きいものです。
こんなときのちょっとした外出は、それだけで気分のリフレッシュにつながります。
そして気分がリフレッシュできると、体の動きが良くなる事例も多いものです。
私がお出かけを勧める理由は、ここにあります。
Tさんの所へ訪問した日は、まさに散歩へ出かけた日だったのです。
お会いした瞬間から、いつも以上によい表情だと思いました。
そしてリハビリで動かす手足も、よく動いている印象でした。
天気の良い日にちょっと近所を散歩しただけで、ここまで効果があるのです。
リハビリの観点からすれば、リハビリを休むことは、体にとってマイナスになることです。
そのマイナス分も、精神的なリフレッシュをすることで、簡単に埋められるのが人間のすごさだと思います。
精神的に落ち着くと体の動きが良くなる患者さんの例を、今まで私は何度も見てきました。
なぜそうなるのかは、理屈で説明できません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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