こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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脳梗塞を発症したWさん(70代男性)は、左片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
Wさんは先日、珍しく体調を崩しました。
そのためリハビリを休み、10日程自宅で静養していました。
体調が戻り、リハビリに訪問した時のことです。
Wさんのリハビリはいつも、最後に歩行練習を行います。
そこで私と一緒に歩きながら話していました。
「間隔が空いたせいか、体がうまく動かない感じがする」
確かに私の感覚では、いつもより少し歩く姿勢が不安定だったように思えました。
Wさんは「このまま衰えていくのかな…?」と不安な様子でした。
こうしたことは片麻痺の患者さんだけでなく、誰にでも起こることだと思います。
”以前やっていたこと”を久々に行えば、始めのうちはうまくできませんよね。
回数をこなしているうちに、体や頭が思い出してきます。
Wさんの歩行も、まさにこんな感じだと思います。
決して衰えではなく、リハビリの間隔が空いたことで、体が動きに馴染んでいないだけです。
歩行練習を続けることで、また思い出してくるでしょう。
それこそ脳梗塞を発症する前は、歩行など普通に行っていた動作なのですから。
片麻痺の患者さんは、間隔が空いたことによる違和感を、健常者より強く感じるのかもしれません。
歩行練習ができる身体レベルのWさんでも、間隔が空くことの違和感を覚えるくらいですからね。
より重い後遺症の患者さんは、もっと感じている可能性が大ですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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