こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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私たちがよく耳にする、『脳卒中』という言葉があります。
脳卒中は病名を表すものではなく、『脳梗塞』・『脳出血』・『くも膜下出血』の総称です。
脳梗塞や脳出血は、基本的に遺伝することはありません。
ただしくも膜下出血だけは、遺伝も影響します。
くも膜下出血を発症する原因は、90％以上が『脳動脈瘤』の破裂によって起こります。
脳動脈瘤とは、脳の血管が枝分かれする部分に存在する瘤（こぶ）のことを言います。
これはある意味、血管の奇形です。
ただし脳動脈瘤は、存在するだけなら問題ありません。
実は脳動脈瘤を持っていることは、珍しいことではないのです。
一説によると、成人全体の3～4％が、何らかの脳動脈瘤を持っていると推定されています。
しかし、近い身内にくも膜下出血を発症した人がいた場合は、この確率は上がります。
2親等以内にくも膜下出血を発症した人がいた場合、一般の3～8倍も脳動脈瘤の発生が多いと言われます。
”2親等以内”とは、自分からみて子供・兄弟姉妹・祖父母・孫までの範囲となります。
その中でも、兄弟姉妹の場合は更に高いと言われています。
こうしたことから、くも膜下出血の原因である脳動脈瘤は、遺伝の要素が強いと言えます。
動脈瘤の有無や危険性を調べるためには、『脳ドック』と呼ばれる脳の検診を行うしか方法はありません。
そして脳ドックを受けた人の5～6％には、脳動脈瘤が見つかったというデータもあるほどです。
みなさんに、こんな症状はないですか？
思い当たる方は、早めの受診をお勧めします。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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