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行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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人の体は動かさないでいると、硬くなる傾向があります。
これは運動不足を自覚している人は、少なからず感じていることだと思います。
このとき「硬い」と感じさせられるのは、筋肉だと思います。
筋肉は基本的に、骨と骨とをつないで存在しています。
つまり、最低一つの関節をまたいでいるのです。
その結果、筋肉が硬くなると関節も影響を受けて、動かしづらくなってしまいます。
ただ脳卒中患者さんの場合は、また少し特殊な事情があります。
それは麻痺によって動かせないことに加えて、感覚も鈍い(ない)ケースが多いことです。
健常者の場合は筋肉が硬くなったとしても、熱い・寒い・痛いなどの感覚まで、同時に鈍くなることはないですよね。
ところが脳卒中患者さんの場合は、かなり顕著に表れます。
特に今の時期は、患者さんの手足の表面が冷たいと感じます。
ただし「冷たい」と感じるのは私です。
ご自身で冷えを自覚していない患者さんは多いのです。
手足が冷たいという状態は、歓迎すべきことではありません。
体の表面が冷たいときは、体内でも異変が起きています。
その代表的なものが、血液の流れが悪くなっていることです。
血液は、体の各器官に酸素と栄養分を届けると同時に、熱も運んでいます。
血流は筋肉が動くことで活発に循環します。
麻痺で動かせなければ、循環は悪くなりますね。
そうなると、熱の循環も悪くなるのです。
また外の空気が冷たくなると、体は熱を確保するための防衛機能が働きます。
寒さで体の動きが停止しないよう、体内で優先順位の高い場所に熱を集めるのです。
すなわち、脳や内臓へ優先的に熱を届けるようになるのです。
そのため、手足などの毛細血管を収縮させて、血液から熱の放出を防ぎます。
こうなると、末端の血流が悪くなってしまいます。
ただでさえ麻痺で血流が悪くなっているところに、寒さから身を守る人間の本能が、血流を悪くするのです。
ですので寒い季節は一段と、手足の表面が冷たくなりがちです。
脳卒中のリハビリは、体の回復の意味で大切なことです。
それに加えて、体内の血流を促す意味でも重要なのです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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