こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
■お問い合わせ → 047-356-4707
■かかる料金は → 健康保険証が使えます
脳出血を発症したSさん(50代男性)は、右片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
先日Sさん宅へ訪問した時、脳出血を発症した時の様子を語ってくれました。
その日はとても寒かったそうです。
外から帰ってきたSさんは、しばらくして体の異変に気付きました。
右腕が重たいと思ったら、そのうち右足も動かなくなってきました。
「これはたいへんなことが起こった」
自室に一人でいたSさんは、奥様に声をかけようとしたものの、声になりませんでした。
そしてそのまま、意識が遠くなりました。
数分後、何か様子が変だと奥様が部屋に行ったところ、Sさんが倒れていたのでした。
脳出血を発症した患者さんに話を聞くと、12月~3月までの”寒い日”に発症したケースが多い印象です。
気温に約5℃の差があると、人は明確に温度差を感じます。
この気温差により、血圧が大きく変動します。
血圧は気温差以外にも、一日のうちで多少の変動があります。
また、気温差がある場所を行き来することで、急激に血圧が上がることがあります。
これが脳出血を発症する引き金となるのですね。
脳出血は、脳内の動脈(血管)が破裂して出血する病気です。
血管はよく、ゴムホースに例えられます。
新品のゴムホースは、弾力に富んでいます。
しかし何年も使っていると、劣化してゴムが硬くなり、所によっては亀裂が入っていたりもします。
そのようなホースをセットして、水を出すとどうなるでしょう?
亀裂の部分から、水が噴き出しますね。
これは人の体でも、同じことが言えるのです。
同じような現象が脳の血管で起こると、脳出血になります。
気温が下がれば、少なからず人の血圧は上がります。
血圧が上がるだけなら問題はありません。
人の体はそれくらいの刺激で、すぐにどうにかなるほど弱くはないからです。
それに加えて、血管がもろくなっていたときが要注意なのです。
「血管がもろい」とは、動脈硬化を意味します。
動脈硬化の激しい部分が、高い圧力に耐え切れずに破れることがあるからです。
こうしたことから、脳出血のキーワードが見えてきます。
脳出血の危険性=急激な温度変化+動脈硬化
まだまだ寒い日が続きます。
体調管理に加えて、室内の温度管理も気を遣いたいですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
◆訪問マッサージの効果を知りたい方◆
◆利用する患者さんの声を知りたい方◆
市川市 行徳 脳卒中のリハビリ専門治療院
訪問マッサージ みなと治療院
■診療時間 9:00~19:00
■定休日 日曜日
■お問い合わせ 047-356-4707(電話に出られないことが多いため、留守電にお名前とご用件をお願いします)
市川市内を始め、船橋・浦安・新浦安・幕張などへ、訪問治療いたします。