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行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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脳梗塞を発症したTさん(70代女性)は、左片麻痺(かたまひ)の後遺症がある患者さんです。
片麻痺ではありますが、ゆっくりと自力で歩ける人です。
Tさんは『グループホーム』に入所しています。
グループホームとは、高齢者が少人数で共同生活を送りながら、身体介護や機能訓練などが受けられる施設です。
先日訪問した時、Tさんから「ちょっと聞きたいのですけど…」と質問されました。
同じ施設に入所するXさん(70代女性)の行動についてでした。
以前からTさんが不思議に思うことが、度々起こっていたそうです。
最も印象的なのは、食事の時でした。
Xさんはお膳の右側にある食材は食べるのですが、左側の食材は手を付けないようです。
人から指摘されて気付き、ようやく食べるということでした。
これは、『半側空間無視』(はんそくくうかんむし)という症状の一つです。
半側空間無視とは、脳がダメージを受けたことにより、片側の刺激を認識できなくなってしまう状態を言います。
一般的に、左側の半側空間無視が多いとされています。
例えば、上記の食事を例とします。
本来はこんな食事が目の前にあったとします。
これがXさんには、こんな感じで見えていると思われます。
左側が「見えない」のではなく、左側に物が存在することを脳が「認識できていない」のです。
この感覚は、なった人でないと理解しづらいことでしょう。
この状態を改善するには、なかなか大変です。
ここまで話すとTさんは、「私にできることはないかしら?」と言ってきました。
そこで私は、「右側にも『物があるよ』と、注意を促してあげてください」とお願いしました。
「それくらいなら私にもできるわ」と、Tさんは納得したようでした。
脳卒中では体の麻痺以外にも、厄介な後遺症が存在します。
時には一般的な感覚では、なかなか理解できません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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