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行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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人は脳卒中を発症すると、多くの場合に後遺症が現れます。
中でも、体の右(or左)半身が麻痺する『片麻痺』(かたまひ)は、大多数に見られる症状です。
脳卒中の片麻痺になると大抵の場合、上半身は腕が曲がる方向に硬くなります。
人体の大部分の筋肉は、表と裏の一対になっています。
腕の場合は表の”力こぶ”と、裏の”二の腕”の筋肉です。
両者を比較して、”力こぶ”の筋肉の方が強いということは、想像がつきますね。
腕を曲げるときの方が、伸ばすときよりも力が入るはずです。
麻痺が起こると、感覚が損なわれてしまいます。
すると筋肉は自然に、強い方へ引っ張られるようになります。
ですので、曲げる方向に固まってしまうのです。
また健常者には、なかなか理解できない弊害があります。
この写真ではわかりにくいですが、横から見ると、麻痺側の肩が少し前に出るような姿勢になりやすい傾向があります。
健常者の場合は、肩は体の真横の位置に存在していますよね。
”気を付け”をすれば、肩(腕)が胴体の真横にきます。
ところが片麻痺が強い患者さんの場合は、肩がやや前に出てしまうのです。
この少しの差が、歩行に大きく影響してくるのです。
みなさんは歩くとき、腕を前後に振って歩きますよね。
ところが脳卒中の患者さんは、上記の理由で、腕の振りがやや斜めになってしまいます。
麻痺の強い患者さんは、振ることもできません。
腕が前後に振れないと、体が前に進みません。
その結果、前に進む推進力が得られず、とても歩きづらいことになります。
脳出血を発症したSさん(50代男性)も右片麻痺の影響で、歩きにくさを感じていた患者さんの一人です。
それが最近、こう話してくれました。
「腕が振れるようになってきて、体が前に進むことを感じられるようになってきました」
こうした本人にしかわからない感覚を口に出してもらえると、私も効果を感じて嬉しいですね。
前に進むには足も大切ですが、腕の振りも大切なのです。
麻痺が強い患者さんは、腕の振りのためには肩を緩めるリハビリが必要です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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