こんにちは。
行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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時々、患者さんのご家族から聞かれることがあります。
「素人の私でも、何かできることはありませんか？」
こういう質問をする人の心理状態は、だいたい共通しています。
何かしてあげたいものの、「素人が勝手に触ったら、ケガをさせたりしないか？」という心配です。
やって良いことと悪いことの判断がつかないということですね。
特に寝たきりの患者さんに対しては、慎重になりますからね。
ただし、よほど雑に扱わない限り、人はそう簡単にケガをすることはありません。
ですので私は、「むしろ積極的に動かしてあげてください」とよく話しています。
特に動かすべきポイントとして、『ふくらはぎ』を挙げています。
人は動脈を通じて、血液を体の隅々まで届けています。
心臓がポンプの役割をして、血液を送り出すのですね。
一方戻ってくる方の静脈の場合、ポンプの役割をしてくれるものがありません。
静脈の血液は、人が呼吸をする度に心臓へ戻ってきます。
しかし、下に位置する足から戻るとなると、戻りにくいものです。
地球の重力に逆らっていますからね。
そこで血液を送り返す役割として、足の筋肉の働きが不可欠になってきます。
しかし寝たきりの場合、筋肉の動きがなかなかありません。
この点において、人の手で動かす重要性があるのです。
難しいことを考える必要はなく、ふくらはぎを軽くマッサージするだけで十分です。
あるいは、足首を回すだけでも効果的です。
足首を動かせば、自然にふくらはぎも動きますからね。
10分程度でも良いので、できれば毎日動かしたいですね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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