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行徳の訪問マッサージ師 田口です。
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私たちがよく耳にする、『脳卒中』という言葉があります。
脳卒中は病名を表す言葉ではなく、『脳梗塞』・『脳出血』・『くも膜下出血』の総称です。
脳卒中を発症する要因はいくつもありますが、最も大きな要因は『高血圧』です。
高血圧は日本だけでなく、アメリカでも社会問題になっています。
その対策として、アメリカで調査・研究された『DASH食』という食事療法があります。
DASH食とは、Dietary Approaches to Stop Hypertensionの略です。
「高血圧を防ぐ食事方法」という意味になります。
DASH食の特徴は、食品の組み合わせを改善することで、血圧をコントロールする点にあります。
文章にすると難しそうですが…
要は「体に良い食品をたくさん食べて、良くない食品を減らす」ことです。
具体的には、野菜と果物の摂取を増やし、肉や脂肪を減らすことになります。
DASH食で増やす栄養素は、カリウム・カルシウム・マグネシウム・食物繊維・たんばく質です。
逆に減らす成分は、飽和脂肪酸とコレステロールです。
これらについて、身近な食材を例に挙げます。
○カリウム
塩分の素であるナトリウムの排泄を促して、血圧を下げる働きがあります。
いも類、かぼちゃ、ほうれん草、大豆製品、りんご、海藻類など。
○カルシウム
他の栄養素との相互作用で、血圧を下げる効果があります。
牛乳、ヨーグルト、小松菜、大根の葉、小魚、豆腐など。
○マグネシウム
たんぱく質の合成やエネルギー代謝、筋肉の収縮、血圧・体温・血糖値の調整など、幅広い働きがあります。
アーモンド、ごま、大豆、納豆、ひじき、わかめ、玄米など。
○食物繊維
コレステロールや血糖値の改善に役立ちます。
オクラ、山芋、海藻類、こんにゃく、ごぼう、にんじんなど。
○たんぱく質
筋肉や内臓・爪・髪など人体を構成する、欠かせない成分です。
さけ、いわし、豚ロース、鶏むね肉、卵、牛乳、豆腐、納豆など。
○飽和脂肪酸
過剰に摂ってしまうと、血液中の中性脂肪やコレステロールを増やします。
脂身の多い肉、ベーコン、インスタントラーメン、生クリームやパターを多く使ったお菓子、ポテトチップスなど。
高血圧を短期間で改善することは難しいので、少しずつ積み重ねることが大切です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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